平成26年9月 |
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開催場所:くらしき健康福祉プラザ201研修室
参加人数:28人(+実習生9人) |
【研修企画】
講義「まきび病院の取り組みについて」 講師:まきび病院 精神保健福祉士 原田 学実氏 (内容) ・相談室にはPSW・OT・CPが所属し、それぞれの職種の長所と短所を理解しフォローし合っている。 ・病院の特徴としては、24時間全開放病棟であること。これを維持できた背景には、患者さんとスタッフの信頼関係がある。また、患者さん同士の信頼関係もある。 ・認知症や病状不安定な人には基本的にはマンツーマンで対応する。しかし、それでも外に出て行ってしまう場合があり、地域の方が病院に連絡してくれたり連れてきてくれたりする。地域の方が患者さんや病院のことを理解してくれていることを感じる。 ・まきび病院に求められていることに十分に応えられない状況がある。それは、職員がベテランと若手に二極化していることが一因としてある。(しかし、まきび病院の理念を大事にして原田氏のように頑張っている若い職員も多い。) |
【機関紹介】
[地域移行促進センター クラシヲ] 地域移行促進センタークラシヲ 精神保健福祉士 朝倉 吉宣氏 (内容) ・自立訓練事業とは、その人なりの生活の仕方を学び、試し、身に付けていく有期限(2年+延長1年)のプロセス。当事者の生活アセスメントに特化した体験型の福祉サービスを提供する場である。特に社会的入院者の退院後の利用を想定している。 ・しかし、実際は地域に住んでいる当事者を受け入れる場合も多く、医療機関への事業周知など課題である。また、利用後のつなぎ先の選択肢の少なさ、内科疾患を合併している場合などは受け入れが難しいなどの課題もある。 ・倉敷市民の受け入れも行っているが、交通の便が悪いなど利用しにくいという声がある。現在中庄駅からクラシヲまでの送迎を検討している。以前はサロン活動を行っていたが、基本的には福祉サービスを利用しなければならないため、基幹型地域活動支援センター「ゆう」の時代に利用していた方の中には、今の事業体系に移行して以降利用しなくなった方もいるのが現状である。 |
【委員会活動】
「研修委員会」 ・来月は倉敷神経科病院の取り組みについて話をしてもらう予定で調整中。11月以降は、グループワークなどを行いたい。「一歩踏み込んだ支援」をどう広げるかなど話をしたい。 「広報委員会」 ・社会資源マップについて、障がい者支援センターや相談支援事業所等についてアンケート方式で取材を行う予定。また、マップ作成後の周知については家族会や当事者会等の協力を得ていきたいと考えている。 「活動提言検討委員会」 ・前回までに話をしていた多田氏の提案について改めて共有した。次回以降は他のテーマについて話を行う予定。 |