平成27年1月 |
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![]() 参加人数:25人 【研修企画】 講義「生活困窮者の支援について〜支援ネットワーク構築の取り組み〜」 講師:倉敷市生活自立相談支援センター 所長 池田 朋宏氏 (内容) ・倉敷市生活自立相談支援センターは、平成26年10月、くらしきシティプラザ西ビル8階に開所。相談総件数は125件(12月末集計)。相談者は、本人の他、民生委員や医療機関など様々。相談内容は、多重債務、就労困難、虐待、住居退去、精神疾患からくる様々なトラブル、税金滞納などで、問題は一つではなく重複していることが多い。寄り添いの支援、就労支援、関係機関との情報提供・共有、地域でのネットワーク作り、フードバンクの活用などを行っている。継続して支援していく方にはプランを作成している。必要な支援内容によるが、「インテーク→アセスメント→支援方法の検討→プランの作成→支援調整会議で様々な関係機関が集まって話し合い、支援の決定→支援開始」という流れで行うことが多い。就労支援は、就労して終わりではなく就労定着に向けた支援も行っている。 ・非正規雇用労働者、中・高不登校、ニート、引きこもりなどが増えており、生活困窮に陥るリスクの高い人や直面している人が増えている。地域で見守る人が多ければ、生活困窮者が孤立せず早期に支援に入ることができる。行政機関や医療・保健・福祉分野などのフォーマルサービスとともに継続的に支援していくために地域資源などのインフォーマルサービスを活用していきたい。また、支援のネットワークを作りながら、生活に困っている方の支援をしていきたい。 【委員会活動】 「研修委員会」 ・2月19日14:00から連絡会を行う。内容は、講義「精神保健福祉法の改正と地域移行支援の現状について」とシンポジウム「私たちが考える地域移行の姿〜迎えに行く力・押し出す力・地域で支える力〜」。 ・来年度の内容について話し合った。薬物、ケアマネ、他の地域の自立支援協議会についてなどの意見が出た。他の委員会の内容とのすり合わせもしていきたい。 「広報委員会」 ・冊子のプレ版ができた。封入作業を3月の部会の後に、広報委員と他の委員会の有志で行いたい。 「活動提言委員会」 ・地域の課題として、引きこもりの人へのアプローチについて考えていきたい。問題化してから関わるのではなく、予防的に関わるネットワークを作っていきたいという意見が挙げられた。 |