倉敷地域自立支援協議会


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テーブルまび会議録詳細

テーブルまび2016年度 第1回ミーティング
会議日時
平成28年4月10日(日) 13:00〜
テーブルまび2016年度 第1回ミーティング

■ 日時:2016年4月10日(日)13:00〜15:00
■ 場所:Beerまび
■ 参加者:当事者E、当事者D、リーダー、当事者v、マインドE、当事者j、当事者W、当事者J、当事者t、当事者t母(敬称略)     

― 自己紹介と近況報告の後 ―

当事者v:統合失調・感情障害という名前が付いているんですが、統合失調症を告知されてから、十数年経つんですが、自分の症状がちょっと解りにくいというか、解らない部分がたくさんあって、一般の方から見たら、違和感があるんかなあと思うんですけど、自分だと、自分でもその頃からいうと成長してきてると思うし・・・、解らなくなって、それは、成長とともに無くなっていくんかどうかというのを、今、考えてます。で、自分はマインド作業所の方に重きを置いて、ギターを弾いたり、コーヒーも入れてるんですが、これから先、どんなことを、真備でどんな風にしていったらいいかと悩んでるというか、考えてます。その辺について、皆さんのご意見聞きたいので、教えてもらえたらなあと思います。

リーダー:はい。統合失調・感情障害という病名の告知を受けられて、すでにもう十数年、その間、長い人生を送って来られて、紆余曲折ありながら、今、真備に何とかたどりついてこられて、でも、自分の症状が、いろんな経験をしていく中で、変わって来られとるいうご自覚はおありなんでしょうが、これが、何時かはなくなっていかんかなあと思いながら、皆さんそれをどう思われますか?という問いと、後、真備で、今からどんなふうに自分は生きていったらいいじゃろうか?というようなことを探してるんだけど、皆さんはどう思われますか?ということを、皆さん、教えていただけんかなあ、いうことですかなあ。

当事者D:前の問いに関しては、自分のケースだったら、ちょっと障害の名前は違うけど、無くなったり解決したと思ったものもあって減ったと思ったら、また日常過ごす中で新しい景色が見えてくるから、新しいものも当然見つかったりするんよ。今まで気付かなかったことや、新たな解釈が見つかったりとか、自分の場合はそうだから、まあ、少なくなっていったりはするけど、物量的な事で、納得できることは増えていってると思うけど、だから、段々困ることは減ってきてるけど、何時まで経っても発見は多いいなあと思う。新しいものも見つかるし、まあ、波がありながらも、徐々にエエ方向に向かってるかなあというのは、自分の形じゃなあ。後の方の問いについては、どう生きていきゃあエエか、俺も、どう生きていきゃあエエか模索中じゃけえ、これはどうともいえんけど、最初の問いに関しては、自分も、常に、減っていったり、見つかったりを繰り返してるパターンかなあと思います。

リーダー:当事者jさん同じ病名つけられてますが、どうですか?

当事者jk:急激に激しく悲しくなって、泣きそうになったりするのが、感情障害があるんかなあと思うけど、統合失調の方は、いろんな障害を重ね持っとるけえ統合失調かなあと思うけど、本当のところはどうなんかなあと教えてもらいたいところです。後は、どうなっていくかいうことは、先が見えんので、先が見えんいうことはどういうことか思うたら、一つ一つ仕事をしていく中で、覚えたり、話をしたりする中で、少なくなっていくかなあと自分では思うてますが、よう解らんなあ。

リーダー:一つ一つ積み重ねることで、やっぱり何か、変わってくるよねえ。当事者jさんも、ほんと、長屋へ来られて、今年で、3年?4年?、6月で4年になられましたけど、本当に変わられましたもんなあ。

当事者j:感情障害いうて、泣くことが、辛いことが多すぎて・・・

リーダー:俺、その当事者jさんに昔は大分泣かされたんですけど(笑)。そうか、でも、さっき当事者jさんも言われたけど、ほんとのところは、よく解らんね、みたいな・・・。病気の名前は付けられるけど・・・。

当事者j:他人が付ける病名じゃけえなあ。自分が付けられる病気じゃないけえなあ。自分でどう思うかというのを考えにゃいけんなあ。

当事者D:当事者Fさんじゃないけど、俺もひょっとしたら、こういう障害あるんじゃねえかなあって、やたら病名付けたがる時があるんじゃけど・・・。あのう、ほんとに自分でも解らんなあ。特に他人にそう判断してほしい時もあるし、自分で、解らんから落ち着かん時があったりするけど、なんていやあエエかなあ。自分一人じゃ解決できんなあ。誰かに聞いてもらったりすると良くなるし、まだ、未知の障害があるかもしれないし、障害というか特性というか、特徴って言った方がエエかもしれんけど、それはプラスだったりマイナスだったり、そこら辺がどういうもんかって、ほんと、掴み辛いなあ。
今思ったんだけど、それって、一般との比較みたいな感じで、俺は、それを算出してるような気がして、自分は平均より劣ってるとか、優れてるとか、ここまでみんな出来てるのに、俺は、出来てるとこもあるけど、ここは、平均以下だったりする、みたいな捉え方する時があるから、今思ったのは、自分は、あり方に納得できればいいんかなあってちょっと思ったなあ。

リーダー:自分で納得できればいい。

当事者D:そう、能力が高いとか、低いとか・・・いうよりも、納得する形を自分の中で作れれば、外部的にどう評価されようと、自分がどう思ってるってのが、関係なくなるかなあ。(障害が個性になる。)自分の中でプラスのもんというか納得する形を作れれば、ということがまず先で、それを外から見て、個性か欠点かみたいなことは、また、先かなあと思ったら・・・。

リーダー: 当事者vさんは、十数年前の病名つけられた時から、ここまでやって来られて、ご自分でも、かなり変わってきたなあという自覚は、おありなんですね。

当事者v:何となくなんですけど、悪い時に、無茶なことして、喰らいついていった感じがあって、その時その時に、生きづらさを感じてきたけど、結構自分努力した方やと思うんですけど、結構、病名付けられてても、人に怒られたりもするし、注意も受けるし・・・、もとは睡眠障害なんですけど、寝つきが悪いいうのもあって、若い時に、自分を見失って、無茶苦茶なことになったという事実があって、障害の認定を受けたんかもしれないんですけど、それが統合失調・感情障害、こういう弱さがありますよとか、忘れっぽさが、物忘れがひどいとかがありますよいうて・・・、どういうたらええかなあ、うまく説明できないんですが・・・。

リーダー:でも、まあ、変わってはきたという・・・。

当事者v:変わってきたとは思います。環境も変わってきたし、その時その時、気をつけてきた。昔なんて、人の話は碌に聞けずに、べらべらべらべら喋ってて、躁状態にもなったりとか、結構、突発的に、何かこう行ったり、今でも、突発的に何かするというのは、残ってるとは思うんですけど、気が長くなったんじゃうかって思うとこもあるし、忍耐力は、昔よりついたと思ったり・・・、ちょっとうまく言えないんですが・・・、

リーダー:僕ねえ、こんな時、何時も、いたずら小僧なんで・・・、若い頃無茶苦茶やったって、どんな風に・・・? 当事者vさんの過去を暴露してもらいたいなー(笑)。

当事者v:ギター、僕、好きだったんですが、練習してるとこに邪魔者が入ったんですよ。その時に、ついてきて、腹が立って腹が立ってしょうがなかったんで、椅子の上乗って、机の上に乗って、ギター振り上げて・・・、こんなん序の口なんですよ・・・。もっといろいろしてるんですけど・・・。

リーダー:色々、武勇伝がおありなんですな(笑)。

当事者v:結構ねえ。キレやすかったり、気短かだったりするんです。今も短いですけど、その頃に比べたら・・・だいぶ、他には、葬式の話ばっかりするおばあちゃんがおって、そのおばあちゃん相手に、「わあーっ。」って、キレて、突き飛ばそうとしたら、周りにいた人が「止めろ、止めろ」言うて、取り囲んで、それがなかったら、もう、やってた思うんですよお、で、「きゃあーっ。」ってやろうとしたところで、止めに入られて、「そんなんしてたら、就職出来んくなる。」って言われて。それから、フランス料理を作ってた人が、何か、偉そうな人が作業所入ってきた時に、夜中に話してたら、口論みたいになって、最後、腹が立って、腹が立って、胸ぐら掴んで、壁にぐわーとやって、壁がぐらぐらするぐらいやって・・・。

リーダー:今でこそ当事者vさん、こんな穏やかな感じですけど、昔は結構、武勇伝がおありだったんですなあ。

当事者v:まあ、数えるほどしかないですけど・・・。ほんまの発症の原因は、もっと自分を見失ってましたから・・・

リーダー:そこからでも、十数年・・・

当事者v:忍耐したり、我慢、我慢、こういう考え、良くないから、変える方に考えようと思って、一生懸命考えたり、いろんな経験しながら、良くない事はせんとこうとか、それとか、僕とか、精神病院入ってたから、変なことして、捕まったら、精神病院に入れられるというリスクがあったから、そんなことはせんとこうとか、でも、何か、無線の鉄塔に登って、飛び降りようという訳じゃないけど、腹立って、どうしようもなくなって、無線の鉄塔に登って、屋根から見えるんですけど、道路を、パトカーとトランポリンみたいなの乗せたレスキュー隊みたいなのが来て、「登りました―。」言うて親が連絡したから・・・、そんなん上から見てたりとか・・・。後から、レスキュー隊の人が来て・・・、後は、首つりもどきみたいなことや、要らんことばっかりして、迷惑かけて・・・。

リーダー:親孝行いうよりも、ねえ、してしまった、いうことがねえ・・・。

当事者v:してしまったり、収まったりしながら、ねえ、やることやったから、落ち着いてきたいうか・・・そういうとこがありました。まあ、やってること自体からして、おかしいというか、無茶苦茶なんですけど、アマチュア無線の鉄塔って、ちゃんとした靴履いて登らなあかんのやけど、僕は、事態を打開しようと思って、必死だったから、はだしで・・・、悪いことしてました。

リーダー:まあ、こんなところで、当事者vさんの昔の話を聞かせていただいて、初めてで・・・、でも、結構、ここに居られる方、それぞれの人のお話を聞かせていただくことあるんですが、当事者vさんもそんなこと、昔、して来られたんですなあ。ねえ、当事者Fさんなんか、武勇伝の宝庫ですよね。

当事者F:もう、恥ずかしい。最近、(もうあの話するの恥ずかしい?)恥ずかしい。

当事者j:やっぱり、恥ずかしいいうのは、大人になったんじゃ。(大笑)

リーダー:あんたも武勇伝、いっぱいある。(私も、悪いことばぁしょうた。)たぶんねえ。今の統合失調・感情障害いうのは、今頃、医者が使い勝手がいいもいんで、これ付けるんでしょうかなー。

当事者W:つまり、感情障害ってのは「キレた。」ってこと?キレて、人に手を挙げて、色々やってしまう?

リーダー:挙げても挙げんでもエエですけど、ご自身の気分の波といくらか統合失調症といわれる症状をいっしょくたにして・・・。

当事者W:じゃあ、今日の自分の目覚まし代わりになった、あの、白昼堂々の大人の男女の喧嘩の声もそれですかねえ。(近所で?)

当事者v:でもねえ。そうやって怒られるンは、そうじゃないと思うんです。僕ら、怒れないんです。怒り方が解らなくて、あの、怒り方が解らなくて、どうしたらいんやろうって、後で、腹が立ってくると、その人が何かした瞬間に、一発で、ドカンと出るんですよ。

当事者W:溜まるんですか?

当事者j:溜まるんですよ。

当事者W:あー。じゃあ、その時でなく、一ヵ月かした時に、傍から見ると大したことない時に、ドカンと?(そうです。)そりゃまあ、周りの人からみれば、確かにね。

当事者v:その人は、解ってないかもしれんけど、僕には、こいつ憎たらしいとか、蓄積があるんでね。その都度、怒れずに・・・、一緒に居る場面で、ずっと、溜まって、溜まって、ある時、要らんことをシュッてした時に、ずっと溜まってきたもんがあるから、(怖いなあ。)引き裂くような声で、「ぎゃあっー。」というて、ぐわぁーとやってしもうて・・・、でも、今はもうないんですよ。マインドではないんですが、社会に出たらありますもんねえ。

当事者j:私なんか、怒ることはあんまり無くなったんじゃけど、その代り、最近は、涙が出ることが多くて、泣くことが多くなった。

リーダー:前はよう、怒られようりましたなあ。わしも怒られようたけえなあ。当事者jさんに・・・。怒られて怒られて、白髪になったんじゃぁ。(笑)でも、当事者jさん、怒らんようになった。変わるんですよねえ。本当に、人って変わっていかれることがありますよねえ。本当に。

当事者D:当事者jさん、それ、徐々に変わっていったん?それ。

当事者j:周りの人がエエけえ、怒ることが、のうなった。周りの人がエエのに怒る人は居らんでしょう。それで、自分が弱くなってしもうて・・・。

当事者D:リーダーさん、「受容のプロセス」とか、なかったかなあ? 怒るから、泣くとか・・・。葛藤みたいになって・・・、何か聞いたことあるんじゃけど・・・、知らんかなあ?

リーダー:まあ、よう、解らんけど・・・。外に怒りを顕わにしょうる時は、いっぱいいっぱいなんよなあ。怖いから、相手を攻撃したりしょうる訳で、それが、段々自分の中で抱えられるようになると、段々外へ向かわんようになってこれる。昔、当事者Eさんが、ようコップの水の例えをしてくれよりましたね。

当事者E:あぁ。コップがいっぱいになった時、溜まった水を、小さな杓ででも、少しずつ出してくれりゃあ、あふれんで済む。あふれんように少しずつ出してくれるのが、友達なんですよなあ。(コップがあふれる前に?)話を聞いてくれたりして、いっぱいいっぱいにならんように・・・。そういう風に話が出来る友達が居ると過激な感情的になる心を抑える効果がありますよねえ。で、「あなたが怒る気持ちは、私にも解りますよ。」と同調してもらったら、僕だけが怒ってるんじゃなくて、一般的にも腹が立つことなんじゃなあと解ると気が収まる。自分の感情を正当に受け止めてもらった・・・という安心感から。さらに僕なんか、バイクで、ブンブン、ブンブン飛ばしてスッとする。キュイン、キュインいわして、話を聞いてもらうのと同じ効果で、爽快感を得る。病気じゃなくても、バイクに乗ると気分が爽快になるいうのは、そういうことですよね。たまたま、病院行ってなくて、病名ついてないだけで、病的な人は沢山いますからねえ。仲間がいて、一緒に過ごせる場所があれば、変われると思います。

― 中略 ―

リーダー:当事者Eさんが、ご自分をエエ方向に持っていかれた手法と当事者D君が考える手法は、多分違うんじゃと思うんです。当事者D君は、それを自分でどうしていったらいいのか、まだ、ちょっと解らないというところで、苦労しておられるんじゃと思います。それぞれの人のやり方がおありなんじゃなあと思います。

当事者D:何か昔から、入力されんというか、壁がある。なかなか出すのも難しいし、おそらく俺の場合、自分で感じてるのは、無理をしてるってことかなあ。自分より、他人の声の方が大きい。それに強制的に従わされてしまってる。過去の嫌な経験とかから・・・。で、自分の中に他人が居座ってて暴れてるとか・・・が、強いと思う。それを何とかせにゃあと思ってるんだけど、仕方が解らん。

当事者W:あれをやらねば、これをやらねば、って? 大変そう。

リーダー:実は、とても大変な今を生きておられる。でも、出会った頃の当事者Dさんに比べたら、今は何というか、変わったよねえ。たおやかになって来られたよねえ。初めて会った頃は、臭覚とかに凄く過敏だったから、彼が来てくれたら、みんなタバコ吸いよって、パタパタしてねえ。換気して、音もしんどいから、静かにしてって、彼は言ってくれてたからねえ。周りのみんなが気をつけて・・・。さっき、当事者vさんが言われとった「症状が無くなっていくんじゃろうか?変わっていくんじゃろうか?」って、言うのは、困りごとが少ないようになってくりゃあエエなあと思うんじゃけど。

― 中略 ―

当事者F:当事者tさん、感情をコントロールできないとかあるんですか?

当事者t:ありますよ。もちろん。(笑)

当事者W:今、有井のフィルっていう作業所行かれてるんですか?どんな仕事?

当事者t:一般的な事しか申し上げられませんが、パソコンの入力とか、その他の軽作業とか、してます。

リーダー:行き始めてまだ間が無いんですね。どうですか?

当事者t:良いですよ。アットホームな感じで。

当事者E:楽しいと思って行けるのが一番ですよ。

リーダー:でも、1年前の当事者tさんは、こんな感じじゃなかったような気がするんですが・・・?

当事者t:ふつうに仕事行ったりしても、すぐ時間が経つんですが・・・、(その前は?)その前は、引き籠り状態というか。

リーダー:長いこと苦労されてねえ。それが、春先からでも、こうやって・・・行き始めて・・・、いやあ、お母さん、時間かけて見守られて、良かったですねえ。

当事者t母:そうですねえ。季節も春が来て、我が家にも、春がきました。

リーダー:ちょっと、長い間、苦労されて来られましたけど、何かが、変わっていかれるんでしょうねえ。
当事者Wさんだって、お仕事、かなり続けておられますもんね。

当事者W:引っ越した直後からなんで、5〜6年ですか。

リーダー:そうですね。結構5年ぐらい前の自分ってどうやったんかなあって考えると、みなさん、すごく変わりましたね。あの頃は、まだ、地ビールとか長屋とか無かったねえ。5年前のみなさんと今のみなさんと一人一人考えると、みなさん凄いなあって・・・。

当事者j:私は、余裕持つことが出来んかって、余裕がなかった。5年前は、どうしたらいいか解らんで、不安じゃった。

当事者W:そう、どうしたらいいか解らんいうのは、ありましたね。どうしたらいいかわからんで、不安じゃったけど、今、どうしたらいいかわからないけど、「まあ、これでエエか」って、何とかやってます。

リーダー:当事者Fさんなんかどうです?昔のことは、昔のことよ?

当事者F:でも、やっぱり、時々、死にたいと思うなぁ。(解消法は?)寝るぐらいかなあ。(寝るんですかぁ。)

リーダー:精神病なんて言われても、障害なんて言われても、実は、一人一人、違いますもんねえ。知り合って間もない時、当事者D君が「このコップを取ろうと思ったら、クレーンゲームのように、一つ一つ自分に指示を出さないと体が動かない。」言うとった。そんなしんどい時を過ごして苦労してたけど、今はこうして、車の免許も取ってねえ。みんなそうなんじゃ。大なり小なりみんな違うけど、みんな苦労してるよねえ。さっき当事者vさんが言ってくれた「今から、真備で、どう生きていったらええんじゃろう。」って、答って有るようで無いようなと思うんだけど、でも、みんな思ってるんじゃないかなあ。

当事者E:当事者vさんと一緒に舞台に立てて嬉しかったなあ。

当事者v:この前、「Beerまび」で、当事者Eさんと一緒になって、盛り上がったんですよぉ。色々話して、楽しかったです。こんな風に紡いでいけるんかなあって・・・。

リーダー:今日みたいに、こうやって、顔突き合わせて話すと、その人の人となりが、解ってくるじゃないですか。このつながりが僕らの宝物じゃと思うんです。一人で考えてると、なんか辛いけど、決して解決はしないけど、こうやってみんなで考えてると、何かつながりみたいなもんが出てくるでしょう・・・、    当事者D君がさっき言ってくれた、「新しいことが発見されてきて、その苦労も増えている。」みたいなこと言われてて、困ることは、減っていってるけど、新しい苦労も出てくるってのは?

当事者D:まあ、環境が変わることによって、出てくる新たに対処しないといけない事も出てくるし、環境も変わるし、自分も変わるから、当然、新しい問題も出てくるってつもりで言ったんだけど・・・。

リーダー:そういうことやな。新しいものと出会うたら、そこにまた、新しい苦労もあるわなあ。

当事者D:まあそういう時に出すことも重要やなあと思う。出すことで、スッキリすることもあるし・・・。さっきの当事者Eさんのコップの話みたいに、俺は、出していくことが重要かなあと思ったなぁ。

リーダー:なんか、5年間という時間の中で、みんな変わっていかれるんです。すげえなあ。苦労は変わらんのんかもしれんけど、変わったように見える、いうのが、凄いことやなあと思うんだけど、それって、やっぱり、仲間の力なんやないかなあと思うんです。すげえなあ。

― 中略 ―

リーダー:面白いよねえ、これだけ、個性的な人たち。俺もそうじゃと思うんよぉ、かなりひん曲がっとるけえなぁ。こんな多様な個性がさあ、2時間、一つのテーブルを囲んで一緒に居れるいうのは、凄いことじゃと思うんです。でも、それがなぜできるんじゃろうというところが、実は、とても大切なところで、やっぱり、この場が、ずっと大切にしてきた「人を誹謗中傷しない。」こと「人の話は否定しないで、聞こうや。」という、最低限してきた約束事が、2つあったじゃないですか。これだけのことを守っていれば、いろんな人が仲良く過ごせるいうことを、僕らぁは9年間やり続けてきたんですね。これが「テーブルまび」の宝物やといつも思ようります。段々こうやって、今日、当事者vさんの鉄塔に登った武勇伝を始めて聞きました。ギター振り上げた武勇伝も始めて知りました。こうやって、少しずつ、知り合うて行くんじゃと思います。

―この後もしばらく、和やかなお話が続き、今年度最初の「テーブルまび」は、お開きになりました。

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