倉敷地域自立支援協議会


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テーブルまび会議録詳細

テーブルまび2016年度 第4回ミーティング
会議日時
平成28年7月10日(日) 13:00〜
テーブルまび2016年度 第4回ミーティング

■ 日時:2016年7月10日(日)13:00〜15:00
■ 場所:Beerまび
■ 参加者:当事者E、当事者D、マインドE、一般の人G、当事者v、一般の人E、当事者x、リーダー、大学A、当事者J、当事者p、当事者p父 (敬称略)     

― 自己紹介と近況報告の後 −

リーダー:当事者D君は、真備地域生活支援センターで、当事者会をされるいうて、さっき言われたですが・・・、何時頃から始められるんですか?

当事者D:今週の14日、木曜日。今までも「しゃべり場」みたいなんをやってたんですが、ちょっと、発達障害に限定してやってみようかなっと思って。ただ、急に限定するのも良くないんで、今回は、参加したい人はOKって形にするけど、今度から発達の人に限定した「場」を分けて作りますみたいな。で、本格的に始めるのは、来月から・・・って形でやってみようかなって思ってます。この辺では、倉敷市街に一軒あるのと福山市に一軒あるので・・・、そこは、規模が20〜30名位なんだけど、真備は、ちょっと小さめでやろうかなと思ってます。で、倉敷も福山も休日やるんですが、僕のとこは平日やろうかなっと思ってて・・・。支援センターが、平日しか開いてないから。

リーダー:じゃ、この近くだけじゃなく、誰が来ても良い感じ?

当事者D:誰が来ても良いけど、一応、倉敷市の施設なんで、倉敷市の人が多めにならないと・・・困るなあって、で、一応、県外だったり、市外だったりの人も来れるよう。(よーやっとるなあ。)

―この後は、「キャンドルナイト」や「地ビールと音楽の夕べ」のお話から、最近、海に行ってない話、情報流出や磁場についてなど、様々なお話が出て、楽しいおしゃべりが続きました。―
 
大学A:話は180°変わるんですが、前回、当事者Dさんが、安心できる場って、言われてるんですが・・・。私も、最近、思うんですよね。ここに来さしてもらうと、彼女にも言われたんですが、私本来の姿が、ここでは出ていて・・・(大学Aさんの本来の姿?)そうです。そうです。(大学では見れない、大学Aさんの本来の姿。笑。)ここでは、すごい安心して、本来の姿が出せるような空気感があって、普段出せないような姿が出てるんだと思うんですが・・・、みなさんが作りだされている場が、すごく、安心感があるなって思ってて、当事者Dさんにとって、安心できる場っていうのは、どんな場ですか?

当事者D:えっとなぁ。基本的なんじゃけど、批判されんとか、拒否されんとか、されたとしても、その後のフォローがあったりとか・・・、っていう感じだったり、何ていうかなあ・・・。

当事者E:過小評価されると辛いです。「どうせあんた、こんなもん。」みたいに型にはめられて、小っちゃくまとめられたり、能力を低くみられると、安心できませんわなあ。

当事者D:それもあるかもなぁ。

当事者E:裏へまわって、偉そうに言われたり、悪口言われたら、良い気がしません。

当事者D:そう考えたら、その場だけじゃなくて、「場」ってのは、つながってるよなあ。

当事者E:裏表があると、そういう意識が芽生えますよねえ。やっぱり。疑心暗鬼が強くなる。

大学A:何なんですかねえ。でも、みなさん良く言われるのが、「ここに来ると、ほっとする。」とか、みなさん言われますよねえ。私も、感覚的にすごく感じてるんですよぉ。(うん、うん。)

当事者J:周りにも自分にも優しい場所?そういうのを肌で感じる場所だと、話しやすくなりますねえ。

当事者v:自分の行動とか言動とかが、間違ったことを言っちゃうとか、失敗したりした時に、失敗を責められないとか、間違いを責められると苦しいけど、それが少ないとか、ないですねえ、ここは。

大学A:みなさん、大笑いして・・・ねえ、無かったことというか、無かったことじゃないけど、どうなんですかね。そういうのありますよねえ。

当事者v:一人一人が、一生懸命生きてるから、僕も一生懸命生きれるし、一生懸命生きたときに、足を引っ張る人がいないって、いうのも感じるんですよぉ。足を引っ張る人がいたり、何かこう「あいつぅ、何か」とか、思ってるんじゃないかと思うと、すごくしんどい。まだ、ちょっと、名残が残ってて、ちょっと、被害妄想とかになりつつあるんですけど・・・。そうじゃなくて、みんなが、自分のしたいことをやってるから・・・、自分も思ったことを本気でやれるんやみたいな・・・。

大学A:そういうのって、やっぱり、重要ですよねえ。さっきの役割というか、仕事ではないですけど、それをまたやるための活力というか、場所、すぐに出来る訳じゃないけどねえ、長年・・・、当事者Dさんも、最初はこうじゃなかったですよねえ・・・、(どうじゃったかなあ。ちょっと覚えて無いなあ。)ふと、思って、聞かせていただいたんですが・・・。

当事者D:とりあえず、「安心できる場」っていうのが、根本的な治療につながると思うんよぉ。なぜかっていうと、自分のことでいえば、「安心できる場」でないとほんまの意味での変化がないと思うんょ。間違ったことでも、僕の行動を正してくるような人がいると、僕の場合は、猫を被って、良くなったような振りとかすると思うんょ、それだと根本的には変わってないから、どこ行っても、無理せにぁいけん自分が出てくるから、それは、根本的にどっかからの圧力によって変えられているだけであって、圧力が、今度は逆にマイナスの方向を向きだすと思う。圧力がなくても、根本的な、元の自分、ありのままの自分が出せて、それが、受け入れられる場であると、初めて、根底から、どっかから怒られたり、圧力がかからなくても、変われる自分、それで、楽に変化できると思う。力技が通じるもんじゃないと書いてるがあ、力技っていうのは、外からの「おまえは、こうせにゃいけん。」とか「こうあるべき。」という圧力だと思うんだけど、それらで変われるもんじゃないっていうのが、圧力なしに、根本的な「優しい場」を作ることによって、はじめて、自分で、ありのままの自分から学んでいけるっていう感じかなあ。

リーダー:昔、「北風と太陽の話」とか、当事者D君してくれてたよねえ。

当事者D:「あるところにコート来て歩いてる旅人がいて、北風と太陽がコートを脱がそうとするゲームをやりだして、北風が寒い風を吹き付けて、コートを吹き飛ばそうとすると旅人は縮こまる、太陽が燦々と明るいのを出してると、勝手に脱ぎだす。」という話。何か抽象的なイメージになるけど・・・。

当事者E:良くわかります。(感覚的にわかる。)暑いから、自然に脱ぐ。その、自然に振る舞える状態を保障してもらえたら、飾らない自分でいられますからね。

当事者D:そうすりゃあ、自分で脱ぎだすからな、そして、成長し出す。そこからは北風が居らんかったら成長できんって話じゃけど・・・。

大学A:北風も重要な役割ってことですか? 当事者Dさんやみなさんにとってね。

当事者D:うーん。学ぶまでは必要かもしれんけど、最終的には太陽だけの方がええなあ・・・。

― ここで、当事者xさんの葡萄の振る舞い(美味しいの声、多数) ―

当事者v:当事者D君、自由にしていいんですかねえ。

当事者D:うん。俺も、ちょっとずつ自由にやっていきょうるし。(大笑い)

当事者J:ただ、いろんな判断材料が・・・その場所ってところにある気がして・・・、自分はここの居場所に居て影響を受けて、悪い方向に行っちゃうなって思ったら、病院行ったら診断されちゃうような状態になっちゃって、で、良い影響を受ける場所ならば、こうしてみんなとわいわい出来るって風に感じましたねえ。

当事者D:別に自由にしたからいうて、当事者vさんが人を傷つけるような人じゃない事は、わかってるんで・・・。むしろ、「自由にしちゃあいけん。」って言われるようなことがあるから、ついつい人を傷つけるような行動をしてしまう・・・。

当事者v:当事者D君が、今、言ったようなのが当たってる。縛りみたいなんがあって、自由にならんと・・・、僕、結構気ままに動くから、一般の生活で、昔の、学校行って帰って、ご飯食べて、寝る、みたいな生活に、だいぶ、戻りつつあるんだけど、ちょっと、変な動きしてしまうんですよ。(変な動き?・・・大笑い)何もないですけど・・・。(個性ですよねえ。)

リーダー:「変」って、「変も良いじゃん。」みたいなの、ありません?(そうですか。)一般的な価値観じゃなくて・・・。

当事者D:逆に、「変じゃない。」言うのは、どういう状態なんかなあ。何ていうかねえ。「一番角が立たん状態。」だったり・・・、(そうだねえ。)

当事者v:僕、ここに来て、リーダーさんにそんなに怒られたことないんですよう。(俺も、ねえなあ。)

リーダー:失礼なことは、いっぱい言いますよねえ。(大爆笑。)

当事者v:「大名行列」とか言われた時、何でそんなこと言うかなあって・・・(笑)。

リーダー:当事者vさんが、真備へ引っ越して来られる少し前の時、大勢の支援者の方を引き連れてみんなで来られて・・・、あの時に、失礼ですよね、「大名行列みたいじゃなー」って(大笑)。

当事者v:あの時は、そういう治療しとったから・・・。でも、僕、面白いことは好きですねえ。結構、悪だくみとかするから・・・。でも、ホント、安心できる場所っていいですねえ。

大学A:簡単に出来るものではないですけどねえ。当事者Dさんがさっき言ってくれた、お薬とかではなくて、根本的に、生きるために必要なことだと思いますねえ。

当事者D:「人薬」ってのは、マインドで、良く言うけえなぁ。

当事者J:一人一人の感受性の違いもあると思いますが、良い場所なのに、その場所に行っても解決できないんじゃないかとか、引っ込み思案とか、色々な人があると思うんです。で、自分の居ていい場所を探される人がいたとして・・・、何か、どうやったら、もう少し、人が来るのかなあと思ったり・・・、何が言いたいのか、わかんなくなっちゃった。ごめんなさい。

当事者D:惹きつけるって、いうのかなあ。人を呼ぶには、片方は、典型的な例として、広告するとかだと思うけど、ここが人を惹きつけるのは、広告的なことは全然やってないけど、やっぱり、場の力があるから寄ってくるんじゃないかと思う。多分、呼びたい人が居るんだったら、「ここは、こんなんなんだよ。」って、自分が楽しそうに話したりとか、ここの場の雰囲気とか伝えるのが、惹きつけるんだと思う。

当事者v:でも、実際、来たくても来れへん人とか居るでしょ。僕は、タイミングが合ったから、来れたけど、それがなかったら、来れて無い。

この後も、最近「まびの道」の雰囲気が変わってきて、安心できる場になってきたというような、沢山の貴重なお話が飛び出して、和気あいあいのうちに今回のテーブルまびは終了しました。

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