第63回 |
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議 事
(1)児童発達支援センターの支給決定について 「児童発達支援センターと保育園・幼稚園の併用に伴うメリット・デメリット」についてグループワーク形式で意見を出し合った。 ○メリット ・柔軟な対応によって、センターから園への移行期に丁寧な移行が可能になる。 ・受入れ側の園も、支援を必要とする児童の関わり方等に関する不安が解消され、他の児童への関わり方のスキルアップにもつながる。 ・保護者の不安解消も期待できる ・センターから園への移行がスムーズにいくことによって、保護者の選択肢が広がる。 ・センターに行くべきか園に行くべきか検討する際に併用が活用できれば、児にとってより正しい選択ができる。 ・併用する中で保育所等訪問支援の拡大につながる事が期待できる。 ○デメリット ・事業所としては、受入児童数が安定しないことによって経営面での不安がある。 ・日によって通う場所が違うことで児が混乱する恐れ。 ・併用期間内に発生する利用料が保護者の負担になる。 (園は月1日利用でも一月分の利用料がかかる) ○その他の意見 ・無条件で併用を認めてしまうと、事業所との区別化ができなくなるため、長期間の併用ではなく、ある程度期間を限定した形で考えたほうが良い。 ・センターも園も児にとっては生活の場となるべきところであるため、選択期間として活用する場合はより慎重な対応が求められる。 ・併用期間内における、センターの役割は、児の特性や生活する上で必要な支援内容の伝達、アセスメントの共有等、非常に重要で、求められるものも多い。 (2)児童発達支援事業所、放課後等デイサービスの質の向上・担保について 現在国では、放課後等デイサービス事業に対して、配置すべき人員の要件についての厳格化やガイドラインの遵守、自己評価結果の公表義務等、放課後等デイサービスの質の向上や担保に向けて検討が勧められている。 倉敷市においても、障がい児通所支援事業所に対して求めるものを明確にして、各事業所、利用する保護者、その地域の支援者にしっかり伝える必要がある。 その第一歩として、各関係機関向けに発信する文書を作成した。また、支給決定手続きの中で、より事業所と保護者、地域の支援機関(学校・園)が連携できるための共通したアセスメントシート兼個別支援計画を作成し、連携するためのツールとして活用することを検討している。 色々な意見を出していきながら具体的なものにしていく。 (3)その他 スキルアップ研修(座学):障がい児支援事業連絡会について 3月9日に実施。後日打ち合わせの日程についてお知らせする。 |