倉敷地域自立支援協議会


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相談支援部会会議録詳細

平成30年度 障がい者虐待防止研修会 報告書をアップしました
会議日時
平成30年11月13日(火) 13:30〜
平成30年度 障がい者虐待防止研修会 報告書
 平成30年11月13日(火)にくらしき健康福祉プラザ 201研修室にて「平成30年度 障がい者虐待防止研修会」を開催しましたので、ご報告致します。
対象:相談支援部会・生活介護事業所連絡会・B型・V型事業所連絡会
参加者75名(登壇者含む)

1. 基調講演「障がい者の権利擁護 障がい者虐待の防止〜虐待の早期発見〜」

倉敷市役所福祉援護課 主幹 本城 匡 氏より、障がいのある方の権利擁護についてご講演していただきました。
障がい者虐待の18歳・65歳の壁についての支援のし辛さや、虐待相談の基本的対応の流れを含め、早期に発見することで支援の調整をすることで虐待は未然に防げること等、わかりやすくご講話いただきました。まずは事業所内で問題を検討し、必要に応じて窓口へ相談・通報・報告する義務があることについても話され、課題を放っておくと必ず問題になるとのご指摘もいただきました。
 講演中は、本城氏手作りのYES NOカードをツールとして使ったことで、全員参加型の研修になり、貴重な時間になったと感じました。

2. 基調講演「施設従事者の虐待を防ぐために」

倉敷市障がい福祉課事業所指導室 主事 武政 慶彦 氏より、平成30年度10月現在の施設従事者による虐待件数の報告や事例等をあげながら、わかりやすく現場の支援者として気をつけるべき点をご教授いただきました。また、施設・事業所は、研修を実施して、障がい者の虐待の防止等のための措置を講ずる必要があることや、その研修の種類などもわかりやすくお話いただき、身体拘束に関する個別支援計画への記載の必要性や減算等のお話等も含めて学びの多い時間になりました。

3. シンポジウム「望まれる支援に向けて私たちができること〜虐待が疑われた事例から〜」

登壇者:社会福祉法人王慈福祉会 王慈療護園 中西 幸司 氏 
登壇者:社会福祉法人めやす箱 就労センターかなで 山田 健太 氏
登壇者:株式会社シフト 福祉ホームなごみ 吉岡 正人 氏
進行役:社会福祉法人リンク 倉敷地域基幹相談支援センター 専門職員 奥野 友基子

 上記の方々でシンポジウムを行いました。
 まず、奥野より虐待を受け緊急受け入れをした事例について報告し、実際に受け入れに協力いただいた王慈療護園の中西氏から緊急受け入れをしてどうであったか、配慮した点等も含めてお話いただきました。また、吉岡氏からは、福祉ホームの設備や仕組み等の紹介も含めて、相談支援や福祉ホームでの支援をする中で気をつけておられることなどをお話いただきました。
 中盤からは、この研修会を企画するにあたり事前アンケートを実施しました。そこで、アンケートで数多く寄せられた意見「本人の意思決定に沿った支援ができていない」「ご利用者様に対して適正な呼び方をしていない」を取り上げ、入所施設・福祉型のシェアハウスの支援者の立場からは中西氏、吉岡氏、また通所の事業所の立場から山田氏から意見をいただきました。また、少数ではありましたが、「支援の中で暴力だと思われる場面を目にした」、「支援の中で暴言が見られる職員がいる」という回答もあったため、それを未然に防ぐ方法も含めて、それぞれのお立場からご意見をいただきました。
 最後に、シンポジストの皆さまからは「望まれる支援について私たちができること」について一言ずついただき、シンポジウムを終了しました。

4.報告「西日本豪雨 災害後の支援についての報告」

社会福祉法人リンク 真備地域生活支援センター 所長 平岡 憲一 氏より、真備町で受けた水害についての状況を発生直後から現在まで、写真を用いながら説明していただきました。当初のニーズよりも、現在は心の問題が増えてきているとのことで、息の長い支援になるとのご報告をいただきました。

主催:倉敷地域自立支援協議会 相談支援部会
共催:生活介護事業所連絡会・B型・V型事業所連絡会

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