倉敷地域自立支援協議会


専門部会

相談支援部会会議録詳細

第6回 相談支援部会(全体会)
会議日時
平成29年10月17日(火) 13:30〜
平成29年度 倉敷地域自立支援協議会
第6回 相談支援部会(全体会) 議事録
30機関46名参加
平成29年10月17日(火)にくらしき健康福祉プラザ201研修室にて「第6回 相談支援部会(全体会)」を開催致しましたのでご報告させていただきます。

1.支給決定の状況について
1)計画相談支援ならびに障害児相談支援の現状(倉敷市)障害福祉課 荒木氏より

セルフプランが増加しているが、現状分析できていない。入力ミスの可能性もあるので確認しておって報告がある。あじさいのケースは現在も落ち着いていない状況。
更新手続きが集中するのは障がい者は12月末、障がい児は3月末である。

モニタリングについての注意点:モニタリングをした際に、モニタリングをした場所も表記すること。(事情があり通所先でした場合も正直に表記をすること。)

サービス等利用計画について:サービス等利用計画については、サービス名、サービスの量をきっちり明記すること。モニタリング期間については倉敷市はモニタリング頻度の標準があるのでそれを参考にしてほしい。それ以外の頻度に設定する場合は行政へ提出時に説明してほしい。

地域定着支援について:9月末の時点で倉敷市は83名が支給決定されているが、リスクが高い人がもっといるように感じる。判断しづらい場合はエリアの地域活動支援センターT型に相談するなどして検討してほしい。

2)計画相談支援ならびに障害児相談支援の現状(早島町)健康福祉課 大下氏より

現在、早島町では地域移行・地域定着の支給決定者がいない状況。しかし、1〜2名はいるように感じるので、必要性のある方がいれば申請をしてほしい。
9月末の時点:受給者証(者)91名(うち5名セルフプラン)・モニタリングは3〜6ヶ月が多い。
      受給者証(児)96名(セルフプランなし・計画相談100%)・モニタリングは
ほぼ6ヶ月である。
本来、モニタリングは本人の為に行うものなので、早島町は、倉敷市のようにモニタリン
グ期間に標準期間は設けていないが、適切な期間を設定してほしい。必要な方に関しては、
回数を増やすこともできる。また、サービス等使用計画に事業所の担当者や連絡先が記載
されていると、本人や家族、行政もわかりやすいので記載してほしい。また、サービス等
利用計画の提出は2週間前までには提出してほしい。
以上のアナウンスがありました。

2.倉敷市の難病対策について(障がい分野との連携)
倉敷市保健所保健課保健医療係 榎谷 優氏より
難病についてのご説明と共に、難病の方が対象となる医療費の助成制度や受給者証についてのご説明、難病担当の保健師の役割等、事例を用いながらわかりやすくご説明していただきました。また、骨髄バンクについての啓発を村中氏がしてくださいました。

【質疑応答】
Q.倉敷市で難病の方で福祉サービスを利用されている方はどれくらいおられますか。
A.身体障害+難病の方が多く、現在は20〜30名を把握しているが、身体障害者手帳を所持されている方は難病の受給者証まで申請しない方もいるため、もっと多いと推測できる。

Q.難病の方の支援をする上で気をつけた方が良いことはありますか。
A.医療がきちんと受けられているかどうか、服薬がきちんとできているかどうかの確認が大切である。

3.倉敷地域基幹相談支援センター設置について(ご報告)
倉敷市障がい福祉課 荒木氏、倉敷地域基幹相談支援センター三谷より
平成29年10月に倉敷地域基幹相談支援センターが設置されました。地域生活支援拠点は面的整備型として同日に設置しています。今後、地域生活支援拠点の在り方を自立支援協議会という場で協議していく必要性があります。また、地域ごとの課題を検討するためにも小地域自立支援協議会の設立(真備や水島などエリアによってはそのような協議会になりうるものが既存している)が必要になってくるという内容のご説明をしていただきました。
 また、倉敷地域基幹相談支援センターからは現段階での実績報告をさせていただき、今後地域生活支援拠点では面的整備をすすめていく必要性があり、自立支援協議会などを通して協力機関との連携が必要であることを伝えさせていただきました。

4.あじさい関連における相談支援での困り感について(グループワーク)
「現時点での困りごと・見えてきた課題について」「今後のことを踏まえて何ができるのか」についてグループごとにわかれて協議していただきました。

【現時点での困りごと・見えてきた課題がありますか。】
・就労継続支援事業A型が求めるレベルと本人のスキルに差がある。
・あじさい職員からは連絡があるようだが、足並みがそろわない。
・就労継続支援事業B型スキルだが、就労継続支援事業A型に通えていたこと。
・家庭や生活、将来に不安がある状態が続いている。
・60代で再就職が難しい方はあきらめるしかないのか。
・高等部の見学実習も始まり、保護者の就労継続支援事業A型全体への不安が出てきている。
・全体的な現状がつかめない。(情報が返ってこない)
・送迎・軽作業を希望される方のマッチングに困る。
・相談員の負担が多かったのではないか。
・本来の就労継続支援事業A型の姿はどうなのか。
・仕事がなくなったことがショックで入院されたケースがある。
・就労継続支援事業A型を利用できなくなった方の計画相談の契約を切るのはおかしいのではないか。(基本相談で対応するのか)
・きちんとアセスメントがとれていなかったのではないか。
・各支所で対応が違い、対応等が二転三転することがあった。
・本人は就労継続支援事業A型で働かれていた実績はあるが断られる。(自己評価に差異がある)
・相談支援の存在、相談員のアセスメント・サービス等利用計画はどうだったのか。
・就労継続支援事業A型での評価を聞かれて対応に困った。
・「就労継続支援事業A型=あじさい」のイメージになってしまっている。
・もっと可能性がある方でも就労継続支援事業A型の選択肢しか見えない状況にある。
・母があじさいを利用していて、解雇されたため家庭にも影響が出た。
・あじさいから直接本人に紹介等の連絡があり、相談員と本人とやりとりしていたことが崩れてしまう。
・今の現状で就労継続支援事業A型が大丈夫かと尋ねられても困る。(今後のA型に対する不安)
・あじさいは軽作業で送迎もあったが、他の事業所で同じようなところがない。(マッチングがうまくいかない)
・利用者同士で噂が広がり情緒が乱れる方がいた。
・受け皿がなく、次の事業所が決まっていない。
・就労継続支援事業A型なのかB型なのか一般なのか、判断がつきにくい。
【今後のことを踏まえて何ができるのか。ご意見をお聞かせください。】
・就労継続支援事業A型事業所の本来の姿を伝える。
・利用者のスキル(社会性)を上げる取組み(挨拶、ルール)
・社会性、働く方向けのマナー講座の開設
・行政や事業所がチェックなどをしていくシステムの構築
・就労継続支援事業A型の事業所情報の公開一覧があれば良いのでは。
・行政の相談窓口があれば良いのでは。
・利用者が手詰まりにならないよう寄り添っていく。
・仕事をする上でのアセスメントを改めて相談員が実施
・今一度、一般就労を検討(ジョブコーチ、就労移行支援等のサービスの活用・ご案内)
・モニタリングの活用(期間・頻度の見直し、倉敷市の基準自体の見直し)
・学校とも連携・協力して現状を知ってもらう。(仕事の本来の意味・、目的なども授業で伝えていく大切さ)
・仕事をする上でブランクがある方が就労継続支援事業A型を希望された時の対応システムの構築、アセスメント方法の仕方
・情報を適切に共有したり連携できる体制づくり
・A型連絡会を通して第2、第3のあじさいが出ないように連携・対策の強化。
・地域活動支援センターT型や基幹相談支援センター、行政から倒産の危険度がわかるよう情報をもっと発信してほしい。
・2〜3年後を見据えた支援(先の見通しを伝えていく)
・就労継続支援事業A型の決まりごとを行政で考えてほしい。
・アセスメントの質の向上(第3者のアセスメントが必要かもしれない)
・何がいけなかったのかを教えてもらう。評価の仕方も知りたい。
【備考・その他】
・就労継続支援事業A型とB型の賃金の差が大きすぎる。
・あじさいにニーズがあったのも事実である。
・根本的に就労継続支援事業A型の見直し。利用者の安心できる場所の必要性。
以上がグループワークで出てきた意見になります。

5.質疑応答・情報提供
・倉敷地域生活支援センター 小橋氏より
「第13回 くらしきフォーラム」の開催にあたってご案内がありました。

次回:平成29年11月30日(木)14:00〜16:00
倉敷市保健所 2階 201・202研修室
※第7回 相談支援部会は精神部会・倉敷市地域移行支援連絡会との合同企画となっております。開催のご案内につきましては、精神部会事務局から通知がありますのでご確認ください。

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