令和3年度 第4回 相談支援部会(全体会)の報告書をアップしました |
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令和3年度 倉敷地域自立支援協議会
第4回 相談支援部会(全体会) 報告書 日時:令和4年1月18日(火)13:30〜15:00 場所:くらしき健康福祉プラザ 5階 プラザホール 参加事業所:32事業所 行政機関:4機関 司会:事務局(大西相談支援専門員) 書記:事務局(奥野) ※新型コロナウイルス感染症感染防止対策のため、当初の予定から会場を変更しております。 1. あいさつ 倉敷市障がい福祉課の山田課長代理より、「新型コロナウイルス感染症流行の情勢の中、集まって頂き感謝している。事業所や学校等でも感染者が出ている。また3回目のワクチン接種の際には、また対象の方へのフォローご協力願いしたい。」とのご挨拶がありました。 2.相談支援に関わる留意事項 (1)児童:福祉サービスの利用申請について 倉敷市障がい福祉課 草原主任より 資料(パワーポイント)を基に、今後の障がい児の福祉サービスの新規利用についての流れのご説明を頂きました。 (2)A型アセスメントの様式変更について 倉敷市障がい福祉課 草原主任より 当日資料13頁のA型アセスメント票の新しい様式について、ご説明がありました。既に、アセスメント票は使われており、相談支援専門員は会議の際にふれるかもしれないため、情報として記載をしたとの内容でした。 (3)個人ワーク (1)、(2)の内容を聴いた上で、意見集約シートに記入する時間を取りました。 (4)(3)を踏まえての質疑応答 倉敷成人病指定相談支援センター 後藤氏より ・障がい児の福祉サービス利用のプロセス変更についてだが、事業所が既に決まって、相談支 援事業所に来ることがなくなるのは良いと思った。保育園や学校で療育をすすめられた場 合、どのように相談支援に繋がるのか。保護者が混乱するのではないかと思う。今までは、 先に療育に繋がり保護者の混乱はなかった。 また、「医師からのオススメ」ではなく、「保護者が利用したい」が1番に来るのではな いかと思う為、ご検討いただきたい。 →まずは新しい流れで始めたい。相談支援を軸にしたいと考えている。校園長会では既に周知している。また保健師やこども部会にも今年度中に周知していく。(草原主任) →プロセスの変更というと大げさだが、今までは、保護者が動揺しながらも事業所を選んでいた。よって、空いている事業所を選びがちであった。目的意識を持って療育に行ってもらいたいので、相談支援事業所にはそこをサポートして欲しい。終結を見据えた形で相談支援事業所に関わって欲しいという思いもある。 オーソドックスな流れとして療育につながる入口としては、医師が多いのでそのような記載にしている。内容については検討していく。(山田課長代理) 3.相談支援の実務について (1)地域体制強化共同支援加算について @今年度の加算取得状況 A加算取得条件、取得の流れ 倉敷市障がい福祉課 事業所指導室 舟戸主幹より ・倉敷市では平成30年度の報酬改正を受けて、令和元年8月から運用開始した加算である。 今年度新設事業所もあったため、改めて周知する。 令和3年度は、計4件。(倉敷地域基幹相談支援センター1件、相談支援センターひなた ぼっこ1件、倉敷西部地域生活支援センター2件)※令和3年度に受付・会議の開催を行っているもの。 ・加算取得要件に関しては、当日資料5頁「倉敷市 地域体制強化共同支援加算に係る取扱い」のフロー上の記載がある通り。個別課題を共有し、検討、課題について対応することを目的としている。また、自立支援協議会の報告様式は、当日資料15頁 に様式と記載例を記したものがあるため、参考にして欲しい。「会議の具体的な内容」の@〜Cの記載は必須で、D、Eに関しては会議の目的によって記載できる場合はしていただきたい。 ・加算取得はフローの通り。2回目以降は、基幹相談支援センターに会議の同席は不要。この加算は、地域生活支援拠点の強化をすることを目的としたものである。 ・2回目以降、対象者が異なる場合、その都度、基幹相談支援センターとの協議は不要である。 ・会議の参加者が三者以上とあるが、分野が同じでもカウントしてよい。 4.倉敷地域基幹相談支援センターにおける相談支援体制の強化について 倉敷地域基幹相談支援センター 島谷氏より (1)訪問型OJT(事例検討会)の実施報告 当日資料5頁から説明されました。 ・6頁の訪問型OJTの実施報告については、事業所数は参加頂いた「相談支援事業所」ののべ数である。他の参加機関としては、行政(障がい福祉課、ゆめぱる、早島町健康福祉課、倉敷発達障がい者支援センタ―)や実習生の参加があった。 【行政機関より】 ・OJTに1、2回参加した。参加してみて、1つの事業所では出てこないアイディアが出てくる。スキルアップの場でもあり、それぞれの相談員の引き出しが増えるように感じた。是非、参加をしていただきたい。(障がい福祉課 山田課長代理) ・12月に初めて参加した。困難事例に対してアイディアを出す場となっており、具体的な良い案も提示されていた。このような場の必要性を感じた。(ゆめぱる 藤田所長) ・2〜3月も事例検討会を予定しており、次年度以降もこの形で続けていく予定であるため、ご参加いただきたい。 ・訪問型OJTの実施の流れについて 当日資料6頁下段参照。 事前説明・事前訪問→訪問型OJT(事例検討会)本番→事例提供者への事後訪問をし、事例提供者の振り返りや内なる気づき、支援経過の確認を行っている。次年度も、事例検討会は90分、月1回のペースで考えている。 (2)事例提供者からの意見・感想報告 〇事例提供者 早島地域生活支援センター 三澤氏より 有意義な場であった。メリットとして2点あった。1点目は、成人の発達障がいの事例を検討したが、なかなか会議に呼ぶには個人的にハードルが高い倉敷発達障がい者支援センタ―の方にもご参加いただけた。2点目は、自身がしている業務を評価してくれる機会がないが、事例検討会に参加して、同じ仕事をしている人たちから、声をかけてもらえてモチベーションが上がったし、嬉しかった。 〇事例検討会参加者 ・住倉相談支援事業所 久戸瀬氏より 11月に参加した。地域の垣根を越えて頂いたアドバイスはとても参考になった。また機会があれば参加したい。 ・みらくる・きっず 梶田氏より 行政の方が言われたように、色々な人からアイディアを頂ける場で参加して良かった。 ・風光る 依田氏より 一人事業所での悩みや「これでいいのかな?」という確認の場になるように思う。勉強できるいい機会である。また、みんなでする楽しさもある。また参加したい。 (3)今年度の研修会報告書(生活介護事業所・放課後等デイサービス事業所) 基幹相談支援センターで、相談支援体制の強化の一環として、相談支援専門員以外の相談支援従事者に関する業務の支援としてサービス管理責任者、児童発達支援管理責任者向けに研修会を企画、開催している。今年度は生活介護事業所と放課後等デイサービス事業所向けに実施したため報告する。(8頁から9頁) (4)岡山県相談支援従事者初任者研修・現任研修インターバルの実施報告 倉敷地域基幹相談支援センター 永田氏より(岡山県圏域相談支援コーディネーター) 資料10頁。 初任者研修・現任研修のインターバルが、新カリキュラムになり、地域で実地研修を受けてくることが追加となった。初任者研修では必須、現任研修では推奨という形で示されているが、岡山県では、質の向上のためにもすべての自治体に協力要請をしている。昨年度から、基幹相談支援センターが窓口になり、企画等を手探りの状態でしているが、段々課題や問題点が見えて来ている。また、インターバル受講者からは「相談支援専門員はかっこいい仕事。情熱をもってしている姿に胸を打たれた」といった声をお聞きしている。ご協力いただいた地域活動支援センターT型、後藤圏域コーディネーターには大変お世話になった。今後も基幹相談支援センターだけでは出来ないこと。地域活動支援センターT型、指定相談支援事業所の方にも協力頂きながら実施していきたい。 5.各種情報提供 (1)倉敷地域における新設サービスの動向について 倉敷市障がい福祉課事業所指導室 舟戸主幹より、資料を基に情報提供を頂きました。 (2)その他 ・児童発達支援センタ―調整会議における集中支援加算の取扱いについて 倉敷市障がい福祉課 草原主任より 支援調整会議は児童発達支援センタ―が主催する会議である。保護者や利用者が参加していない会議。加算請求は可能。記録を残しておいて欲しい。また、現時点ではその都度、会議の記録の提出が必要。調整会議とわかるように明記して提出をお願いしたい。 こども部会の中のセンタ―部会でも話をしているが、児童発達支援センタ―の申請において、相談支援の負担が大きいとの声も聞いている。児童発達支援センターも相談支援専門員も負担のない形でシンプルに整理をしていきたい。 ・児童発達支援・放課後等デイサービスの総量規制に係る例外的取扱いについて 倉敷市障がい福祉課事業所指導室 舟戸主幹より 現在、倉敷市では放課後等デイサービスの事業所数が、倉敷市障がい福祉計画の計画を上回っている。そのため、総量規制をかけている。しかし、重度心身障がい児の対応が出来る事業所を2ヶ所、例外的に認める方針。12月15日から運用開始しているが、1月11日時点で要件を満たしている2ヶ所を受理し、現在、審査中。このまま受理されれば、その時点で例外的な取扱いの受付は終了する。 ・集団指導について 倉敷市障がい福祉課事業所指導室 舟戸主幹より 3月下旬を予定している。例年、集団講義形式で開催していたが、ここ2年は新型コロナウイルス感染症の流行のため、取りやめ、資料の掲載で対応してきた。令和3年度は、集団講義形式での企画で進めているが、情勢によっては資料掲載で対応するかもしれない。随時、アナウンスをしていく。 ・情報提供 倉敷学園 中山氏より 居場所を提供している「沖ベース」の事業所案内がありました。 ・次年度の開催時期について 事務局 大西より 次年度も、今年度同様で4月、8月、11月、1月で予定している。日程が確定したら、ご案内する。 |