倉敷地域自立支援協議会


専門部会

相談支援部会会議録詳細

令和2年度 第2回 相談支援部会(全体会)の報告書をアップしました
会議日時
平成32年8月6日(木) 13:30〜
令和2年度 倉敷地域自立支援協議会
第2回 相談支援部会(全体会) 報告書
日時:令和2年8月6日(木)13:30〜15:30
場所:水島支所 5階 大会議室
参加機関:24機関(参加人数:30名)
司会:事務局(赤澤副施設長)

1. あいさつ                  
 倉敷市障がい福祉課の西村主幹より「緊急事態宣言の影響で延期となった第1回の相談支援部会が開催予定であった4月より厳しい状況となっている。相談支援従事者の皆様自身も、体調に十分に注意して業務に励んで頂きたい」という旨の内容のご挨拶をされました。

2. 新型コロナウイルス感染症について
(1)倉敷市役所障がい福祉課(西村主幹)より
  医療的ケア児者や重度訪問介護の利用者に対して、国から供給があった手指消毒用エタノールを障がい福祉課と保健所から配布する際に、相談支援事業所の皆様にご協力頂きありがたい。以前配布させて頂いたのは7月分であった為、追加で支給されることになった場合、ご協力頂きたい。市内でも新型コロナウイルスが本格的に広がってきている。この後の個人ワークにて、事業所の利用者が感染した場合に、通所施設が利用できない時の福祉サービスの利用調整についてできることの意見を頂きたい。また、今後も風水害が発生することも想定される。安否確認の際に相談支援事業所としてどこまでできるか、考えて頂きたい。

(2)倉敷市総合療育相談センターゆめぱる(藤田所長)より
今年度からゆめぱるに着任している。新型コロナウイルスが流行しており、厳しい状況になっている。新型コロナウイルスの流行を鑑みて、障がい児の受給者証の更新時には、面談を行わなくても良いとしている。しかし、モニタリングで相談支援専門員が対象児の確認をしている際に限って、このような対応をしている。ご理解頂きたい。また、新型コロナウイルスの影響で、夏休みが短くなり例年とは異なる対応を行っている。ご協力頂きたい。

(3)意見交換(業務への影響、今後の懸案と対策)
  5分間、(1)の検討事項も踏まえて個別ワークをして頂きました。
  代表して、以下の方にご発言頂きました。

  〇ルピナス阿部氏より
  知的障がいと統合失調症がある施設入所中の方で、繁華街へ出掛けることを好む方がいた。新型コロナウイルスの影響を鑑みて、自粛ができないことがあった。施設側から受け入れし難いと言われ、相談があった。施設側が保健所に相談したものの、PCR検査はできないと言われた。他の施設の利用も検討したが、難しかった。基幹Cへ相談して、短期入所の利用も検討した。新型コロナウイルスの情勢も踏まえ、どのように支援するかが課題。施設から本人が出てしまった際に、2週間程度保護してくれる場所があれば、施設もその後受け入れを検討できる。施設としても、本人に制限をかけていることが辛いとの声を聞いている。今後の対応について、保健所にも相談すると今後はより検査をしやすくなると言われたが、今すぐ解決できない。今後、行政の力もお借りしながら体制づくりをしていきたい。今回は、相談できる場所(基幹C)があり、動きやすかった。
  〇水島C 濱口氏より
  サロンは通常通り開催している。緊急事態宣言が解除された今、公共交通機関を利用してサロンに来る人も増えている。サロン行事についても少しずつ再開している。検温、消毒、換気を行い、密にならないように注意している。物品の消毒もこまめに行っており、職員の負担が増えている。また、利用者もマスクを付けていても暑いと外しがちになっている。マスクを付けるように促している。サロンの利用者は、就労継続支援B型事業所や一般就労している方が多い中で、夜の街で働くことが決まった方がサロンを利用するとの話もあり、就労に繋がって欲しい気持ちと複雑な思いがある。
 
(4)虐待事例について
  倉敷市福祉援護課 多田主任より、障がい者虐待の通報に関するフローや新型コロナウイルスの流行による虐待件数についてお話頂きました。

3.倉敷地域基幹相談支援センターにおける相談支援体制の強化について
赤澤副施設長より、今年度のOJTの実施状況や内容について説明しました。
相談支援事業所風光るの依田氏にOJT実施を受けて、発言して頂きました。
 
4.地域体制強化共同支援加算について        
(1)報告事例の地域課題の把握
  【ケース報告】
  〇児童相談支援もも(坂木氏)
10代・発達・女性の事例を報告されました。
10歳未満・知的・男性の事例を報告されました。
  〇倉敷西部地域生活支援センター(小林氏)
   20代・知的・男性の事例を報告されました。
  〇相談支援センターひなたぼっこ(橋本氏)
   20代・発達・男性の事例を報告されました。
  〇真備地域生活支援センター(内田氏)
   30代・知的・女性の事例を報告されました。

  【5事例を通しての地域課題、ニーズ現状】
  ・学校の協力が得られにくい。
・本人が安心して受けられるサービスが不足している。
  ・強度行動障害のある方が利用できる施設がない。
  ・特性上、支援に対応できる事業所が少ない。
  ・入院時に受けられない福祉サービスが多い。
  ・2人体制のヘルパー支援が必要なケースでも対象外となる。

5.各種情報提供                  
 (1)倉敷地域における新設サービスの動向について
   倉敷市障がい福祉課事業所指導室 舟戸主幹より、新設・廃止事業所についてお話頂きました。また、相談支援事業所の皆様へあじさい・フィルの元利用者の再就職状況について、情報提供の依頼をされました。後日、アンケートの送付を検討中との事でした。
 (2)その他
   〇倉敷市障がい福祉課 藤原主任より、岡山障害者文化芸術協会が開催する「第4回きらぼしアート展」に関するご案内とポスターの配布がありました。
   〇倉敷市障がい福祉課 西村主幹より
    ・日中一時支援について
     児童は、7月に大雨で休校になったが支給量の変更はない為、今後も注意して頂きたい旨のお話がありました。
    ・第6期障害福祉計画について
     今年度、見直しに取り組んでおり、利用者に無作為抽出でアンケートが届くようになっている為、相談支援事業所にも問い合わせがある可能性がある。利用しているサービスについて、忌憚のない意見を頂きたい旨を伝えて欲しいとの話がありました。
   〇倉敷地域基幹相談支援センター 永田施設長より
    今年度から、相談支援従事者の初任者研修の中で、地域での実習が加わっている。実習に
は、地域活動支援センターT型や指定相談支援事業所にも依頼する可能性がある為、協力頂きたい旨をお話しされました。

次回:令和2年11月6日(金)13:30〜15:30
くらしき健康福祉プラザ 201研修室

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