第13回ガイドヘルパー研修会報告書をアップしました |
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【平成35年02月07日】 |
![]() 令和4年12月10日(土)・11日(日)に、川崎医療福祉大学の3603講義室を会場に「第13回ガイドヘルパー研修会」を開催いたしました。 2日間の日程を無事修了された34名のガイドヘルパーが誕生しました。 1日目は座学を中心に、「移動支援事業とは」、「当事者からのメッセージ」、「知的障がい・精神障がいについて」、「発達障がいについて」の各専門機関の講師の方よりご講義をいただき、「事例から考える移動支援(接遇マナーDVD鑑賞)」ではグループワークを行いました。 「当事者からのメッセージ」では、川崎医療福祉大学の在学生である当事者の川角祐太氏より、当事者として困っていること、まずは「知って欲しい。」という強いメッセージをいただき、受講生からも反響が大きく、「当事者から話を聴く機会がなかったので貴重な機会だった。」との感想をいただきました。グループワークでは、「他の人の意見も聞くことが出来て学びになった。」、「グループワークで緊張がほぐれたのが良かった。」等の感想が聞かれ、受講生同士の交流のきっかけにもなりました。そして、最後に翌日に行われる実習のガイダンスを事務局から行い、1日目を終了しました。 2日目は、主に知的障がいある方、15名にご協力いただき、感染症対策を行いながら、川崎医療福祉大学周辺の商業施設で昼食をテイクアウトし、買い物をしてくるという内容で演習を行いました。演習では、当事者との顔合わせ、交流の時間を取り、どこに行って昼食を購入するか、どこで何を買うかを相談しながら、スケジュールをたて、当事者の方が行き先マップから行きたい場所を選びながら計画しておられました。外出時は、当事者の横に付き添われて、声掛けをしながら安全を確保される方や、当事者の表情や仕草にも注視して配慮される方など、演習前の講義で習ったことを早速、実行されておられる受講生の姿が見られました。演習に協力いただいた当事者からも「初めて移動支援というサービスを体験したが、安心して楽しめた。これからもこのサービスを利用したい。」との感想を聞くことが出来、受講生もとても嬉しそうな表情がうかがえました。 その後の「演習の振り返り」では、活動記録を作成し、グループ内で記録した内容を共有し、新たな気づきや、事前情報の大切さを実践的に学べてよかったとの声をお聞きしました。 最後に閉講式では修了証書を交付し、研修会は無事に終了しました。 その後、引き続き倉敷市・早島町内の6か所の居宅介護事業所にご協力いただき、登録会を行いました。今年度は最低1事業所、最高で2〜3事業所までの登録としました。前年までは1か所のみ登録される方が多かった印象ですが、今年度は、いくつかブースを回られて複数登録されておられる印象がありました。 例年、2日間で限られた時間ではありますが、座学だけでなく実際に当事者の方と接する演習もあることが好評で、それに加え、当時者からのお話も聞くことが出来、受講生の満足度も高かったように感じました。受講生のアンケートでは「満足」、「やや満足」と答えられた方が非常に多く、移動支援で役に立ちたいという思の強さを知ることが出来ました。 次年度も倉敷地域自立支援協議会・倉敷地域生活支援拠点運営協議会の取組として、企画や運営を行っていきたいと考えています。また当事者の方にとっても移動支援を体験する場、移動支援を通して買い物や金銭の受け渡し等を体験する場として大切な場になっているため、このような機会を大切にし続けていきたいと考えております。 最後になりましたが、ご講義いただいた講師の皆さま、実習にご協力いただいた当事者の皆さま、お手伝いいただいた実行委員の皆さま、受講生の皆さま、ありがとうございました。 第13回ガイドヘルパー研修会運営事務局 |