倉敷地域自立支援協議会


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令和3年度 全体会の報告書をアップしました
【平成34年04月12日】
令和3年度 倉敷地域自立支援協議会 全体会 報告書

日時:令和4年3月18日(金)13:30〜15:30
場所:オンライン(Zoom)
参加:26機関(31名)
進行:事務局(倉敷地域基幹相談支援センター)

1 開 会
倉敷市障がい福祉課 課長代理 山田 貴浩 氏よりご挨拶をいただきました。

自己紹介は名簿にて確認できるため割愛。開始前に事務局 大西より、新型コロナウイルス感染症が流行しており、感染症予防のため、今回は初めてオンライン(Zoom)での開催となった事を伝えしました。

2 令和3年度の各専門部会の活動状況と活動計画(各専門部会事務局より報告)
【就労部会】倉敷障がい者就業・生活支援センター※急遽欠席。書面での報告のみ。

【こども部会】倉敷市総合療育相談センターゆめぱる 副主任 小西 竜太 氏
より
・各サービスが抱えている課題や共通する内容が異なるため、サービス毎に部会を設けている。そこで出た意見を代表メンバー会に持ち寄り、市へ提案する形をとっている。今年は、センター部会や放デイ部会などサービス毎の部会を年間3〜5回程度開催した。今年度の話の中心は、受給者証を発行する手続きの流れが4月から変わるため、それについての課題や療育の終了を見据えたサービス提供の在り方、放課後等デイサービスにおいては年長から待機者が多い。このことに関する課題や、どう解消していくかについてを中心に話を行った。
・4月からの受給者証発行のプロセス変更に伴い、サービスが必要なお子さんが、療育を利用できる形にできるようにしていく。また、この取り組みの中で見えてくる課題があると思うため、見えてきた課題を中心に話をしていきたい。児童発達支援センターを核として、発達が気になるお子さん、保護者を地域で支える機能の充実、それぞれのサービスの質の向上を視野に入れながら協議を進めていけたらと思っている。子育ての不安を抱えている保護者もいるが、療育に行くことが目的になっているところがあるため、そういったところを福祉の分野だけでなく、教育・保育の分野とも連携を図りながら体制の構築をしていく必要があると考えているため、それに向けて話し合っていきたい。

【精神部会】倉敷市保健所 井上 遥太 氏より
・33機関が参加。定例会は年4回の開催を目指しているが、昨年度から新型コロナウイルス感染症の影響で、開催が計画通りに進んでいない。7月開催時には、精神部会の活動の紹介を行った。また、近年増えている大人の発達障がいについて取り上げ、意見交換を行った。Zoomと会場のハイブリット形式で開催。開催後のアンケートでは、コロナ禍で意見交換する場がなかったため、Web上でも非常に良かったとの意見が多かった。他の機関も発達障がいに関する相談が増えており、アセスメントの方法を学びたい、発達障がいの当事者が見る景色を体験発表を通じて知りたいとの意見があった。
・地域移行に関するコアメンバー会議では、精神障がいの分野には課題が多くあるが、その中でも長期入院者の退院支援として地域移行とひきこもりの2つのトレンドに取り組んでいる。地域移行は、大きな会議は出来なかったが、今年度はメンバーを絞って意見交換を行った。集まって協議を続けることは難しいが、次年度の取組みとして長期入院から退院された方の生活の様子をビデオ撮影し、それを啓発の媒体として使用して、市内4つの精神科病院の看護師等を対象に地域移行の取組みや福祉の社会資源を知って頂く機会にしたい。
・精神部会におけるひきこもり支援を考える専門分科会は、昨年度はどれも開催できなかった。今年度から再開している。関係者のひきこもり支援の現状を確認を続けている状況のため、関係者の方にはぜひご参加頂きたい。次年度は、精神科病院の医師を招き、シンポジウム形式でひきこもり支援フォーラムの開催を検討している。内容や日程が決まりましたら、案内させて頂く。
・次年度は、発達障がいに関する研修と、当事者団体(岡山ダルク、ピアセンタークローバー)との繋がりを作っていきたい。交流したり、体験発表を聞きたい。岡山ではピアサポーターが啓発活動を実施したり、個別支援に携わっている方もいるとの話を伺ったため、情報交換をしながら倉敷でも実施できそうなことを検討していく材料にしたい。
・地域移行・地域生活支援に関する専門分科会では、精神科病院はコロナ禍で出入りしにくい状況が続いている。できることは限られているが、まずはピアサポート体制について協議を続けて、当事者の方が支援に携われる方法を検討していきたいと思っている。開催日程は未定になっているが、決まり次第案内していく。

【相談支援部会】倉敷地域基幹相談支援センター 内田 悠 氏より
・令和3年度は、全4回開催予定であったが、第2回(8月開催)は、緊急事態宣言の発令に伴い、会場が使用できなくなり中止になった。第1回は、相談支援の留意事項、地域体制強化共同支援加算の算定方法や実施状況の共有などをさせて頂いた。倉敷ルール(児童の支給決定のプロセスの変更やA型アセスメントの様式変更など)について共有をさせて頂いた。新設された加算の算定方法の共有、報酬改定に係る意見交換の場も設けた。コロナ禍で集まる機会が減っているため、相談支援の現状に関する意見交換させて頂き、地域課題や困まり事を挙げ、全体会の内容に反映させて頂いた。
・第3回は、コロナ禍で自殺者、自殺未遂者が増えているとの事であったため、保健所保健課にもご協力をお願いして、精神障がいの方への対応について講師としてお話をして頂いた。倉敷市事業所指導室にも、倉敷地域の新設サービスの動向についてご報告頂いている。
・令和4年度は、相談支援事業に関する課題に対して、協議や制度の共通理解を図っていけたらと思っている。T型を中心としながら、様々な地域課題に向き合っていくことを目的にしている。全4回開催予定。コロナ禍が続くことを踏まえ、広い会場も確保し、開催できる形を模索していく。

【地域部会】真備地域生活支援センター(今年度の事務局) 平岡 憲一 氏より
・年4回実施予定であったが、第1回は新型コロナウイルス感染症流行のため、中止となった。地域部会は、障がい福祉課、基幹C、T型6か所が集まり、各エリアの状況や指定相談支援事業所との連携、各エリアでの地域の方との連携などの情報共有を行っている。コロナ禍でもサロンの状況、利用者への対応(通院など)の共有を図っている。第1回は、新型コロナウイルス感染症の流行のため、中止。第2回はスクールソーシャルワーカーとの顔合わせ、就労移行の事業所の方が来て下さり、事業所の紹介をして頂いた。令和3年度の報酬改定で新設された加算の算定に向けた話を共有させて頂いた。第3回はタイムリーな話題として、支援学校の卒業生の計画相談先がない事であった。現状、指定相談も担当件数が多く、新規の受入が難しいエリアもある。生活・働くを知る会、6センター交流会等の話し合いも実施している。第4回は、コロナ禍における医療的ケア児・者の対応、相談支援事業所の閉鎖に伴うT型の対応、倉敷ルールについても話をしている。コロナ禍の利用者対応についても共有している。
・次年度も年4回実施予定。事務局は、倉敷地域生活支援センターになる。エリアの共有(地域資源、課題)を行いながら、必要に応じて相談支援部会と共有を図っていきたい。

【生活支援部会】四ツ葉会 統括責任者 松岡 康弘 氏より
・昨年に引き続き、思うように活動が出来ておらず、事務局の力不足を感じている。今年度はイベントを2つ開催。1つは、教育部会と協働し、例年実施している生活介護事業所説明会を開催。21か所の事業所が集まり、参加者も18名であった。卒業後の進路で、密に情報交換ができた。新型コロナウイルス感染症の情勢も落ち着いていた時期であったため、久しぶりに事業所が集まって情報交換をする機会となった。生活支援部会は、参加者が集まって情報交換するところがメリットであるため、また機会を作っていきたい。
・8月には、生活介護事業所研修会を基幹Cと実施。地域生活支援拠点事業の一環として、行動障がいの事例の研修に参加させて頂いた。昨今の地域課題であるため、参加者にも興味を持って頂いた。実際の支援事例や教育から福祉への繋ぎ、実習などの環境の変化にどう対応していくか等、深い学びになったのではないかと思う。各事業所も支援に困っていることも多く、研修がヒントになったのではないかと感じる。
・生活介護事業所のデータベースを作成し、事業所へ配布している。人材交流研修は実施したい思いはあったものの、コロナ禍で実施することが難しい状況であった。部会となり、生活支援部会との名称を頂いているが、生活介護が中心となっている。支援という観点で言えば、地域の最前線である共同生活援助、居宅支援の事業所にも参加を広げていきながら、学びや課題を共有していきたい。
・例年通り研修を年2回、計画している。1つは、精神障がいの方への支援をテーマに企画をしていきたい。もう1つは、医療的ケアの方への研修も看護の会の方を中心に実施していきたい。実習の間には、定期的に看護師の皆さんに集まって頂き、情報交換をしていく。人材交流研修では、人の繋がり、支援の共有を図っていきたいと思う。

【教育部会】早島支援学校 主幹教諭 四田 和也 氏より
・構成メンバーは別紙参照。定例会は全3回実施。加えて、準備会も行った。コロナ禍の情勢によって書面、会場、オンラインで実施。活動内容は、夏季休業中の福祉行事、高等部3年生の個別の移行支援会議の運営が主である。8月に倉敷市・早島町在住の高等部1年生の保護者の方を対象として、各校で分散してオンライン講演を開催した。7月には、支援学校高等部の生徒を対象に、生活介護事業所説明会を感染症対策を実施した上で、開催。高等部2年生を対象に、生活・働くを知る会を実施する予定であったが、8月の新型コロナウイルス感染症が蔓延していたため、感染症が落ち着いた11月、12月にT型にご協力頂き、各校単位で開催した。卒業生移行支援会議は、感染症対策のため、各校で支援者の皆様にオンライン上で集まって頂き、開催した。今年度は、今までとは異なり、アイデアを出しながら開催方法を検討した。
・今年度同様、次年度も新型コロナウイルス感染症の情勢を見ながら、ベスト、ベターな方法を検討していきたい。

以上の各専門部会からの活動報告・年間スケジュールの説明を受けました。

3 地域生活支援拠点等の機能充実の方向性に対する取り組み報告
 ・令和3年度の地域生活支援拠点等の機能充実の方向性に対する取り組みについて、資料を基に、倉敷市役所障がい福祉課 主任 藤原 誠 氏よりご報告頂きました。
  年3回実施予定であった倉敷地域生活支援拠点運営協議会は、新型コロナウイ
 ルス感染症流行の情勢のため、年1回の開催となった。令和2年度の倉敷地域
生活支援拠点運営協議会で示した機能充実の方向性を踏まえて、事業を進めて
いる。実施内容は以下の通り。
@ 緊急時における対応機能の強化(地域活動支援センターT型における24時
間、365日の相談受付)A利用者の体験の機会の充実(ガイドヘルパー研修会における移動支援事業の体験の実施、T型によるサロン活動の実施)B緊急時のための受入機能の強化(市内11か所の短期入所事業所の輪番制による緊急時の受入の実施)C福祉人材を応援する取り組み(サービス事業所向けの研修会の実施、基幹Cによる訪問型OJTの実施)
⇒令和4年度も、この4つの方向性で拠点の機能強化に向けて、事業を進めてい
 く予定。

・倉敷地域生活支援拠点運営協議会 会長 岡崎 利治 氏より、以下のお話があ
りました。
コロナ禍においても地域生活支援拠点の整備の中で、特に短期入所輪番制事業は
それぞれの受入先の事情がありながらも、受入事例を重ねているところである。
昨年度であれば、短期入所の事例の共有ができていたが、今年度はできていなか
ったため、次年度は事業継続に向けて取り組んでいけたらと思う。短期入所事業
所の協力頂きながら、実施している状況。体験に関係するところで言えば、ガイドヘルパー研修会が今年度も行われた。養成校に属している立場としては、これからの障がい福祉を担っていく学生たちの交流の場が、コロナ禍で大々的に開催できない状況であり、課題を感じた。コロナの影響が緩慢してくれば、もっと活発にできたらと考えている。

・事務局(倉敷地域基幹相談支援センター)永田 拓 氏
 地域生活支援拠点の考え方は、親亡き後をしっかり考えていくべきであると国
から示されているところである。大変大きなテーマであるが、地域生活支援拠点
運営協議会はしっかり向き合っている。倉敷市と早島町については既に設置済みとしている。ただ、地域で暮らしているご利用者、ご家族は待ったなしという実情があると捉えている。岡崎会長のお考えの元、しっかりと親亡き後に備えていける仕組み、機能を検証し、5つの機能が備わっているのかをしっかり検証していくべきであるという考えを尊重し、地域生活支援拠点運営協議会だけでおさめるのではなく、自立支援協議会にご出席頂いている皆様にもこの取り組みを知って頂くべきであると思い、報告させて頂いた。事務局としては、本日ご参加頂いた皆様にもご意見を頂きたい。のちに意見交換もあるため、親亡き後を見据えて機能強化すべき点について、考えやご意見を頂きたい。

4 日中サービス支援型共同生活援助の実施状況報告等について
・ふたば 管理者 藤井 仁美 氏
 女性のみ10名のグループホームとなっている。9名は初期から利用しており、1名がこの1月から入居。建物内に、2部屋短期入所の部屋もある。平均障がい支援区分が5.7で、平均年齢が約61歳となっている。日中は、ふたばで主に過ごされる方が8名いる。事業所は連島にあるが、周辺には町内会がなく、積極的な地域との交流ができていない状況。地域で訪問利用をされている方がいたり、地域のクリーニング屋さん、地域となるべく関わりを持っていきたいと思い、なるべく地域に出向いて行ったり、クリーニング屋さんに来てもらったりして交流を図っている。利用者は高齢の方が多いため、生活の支援を中心に行っている。訪問歯科を月2回来ていただき、治療をしている。介護保険を利用している方が、4名いる。強度行動障がいの方が、4名いる。昨年までは、様々な生活介護事業所を利用していたが、今年度から感染対策として利用先を制限させて頂いた。デイサービスを利用している方もおり、コロナ感染者が出た時に、他の利用者さんがふたばから出る機会がなくなるため、このような時に外に出る機会をどう作っていくかが課題と考えている。短期入所は、女性のみ受入を行っているため、DVや虐待案件の方の依頼が多い。
・グループホーム住倉 八島7棟 管理者 中村 将也 氏 
 男性利用者のみの定員10名。短期入所が1名。平均障がい支援区分は5.2で、平均年齢は60歳くらい。日中をグループホーム内で過ごされる方は、5名いる。残り5名は通所作業所(生活介護やB型)へ通っている。地域との交流は、コロナ禍でできていない状況。法人の全体行事では、地域や関係機関に案内をさせて頂いている。日中のサービスは、高齢の方が多いため、身体機能の低下予防として体操や散歩などの体を動かす活動に力を入れ、行っている。個別に行える活動として、野菜を植えるのが好きな方には、その活動の中でできることをさせて頂いている。外出は、コロナ禍で実施することが難しいため、ホームの中で季節感を味わえるように誕生日会や行事を積極的に行っている。土日は、ホームで過ごされる方が多いため、活動は提供できるようにしている。主には知的障がいの方が多いが、年齢的に身体症状も出てきて寝転んだりされる方も多いため、安全に過ごせる配慮を実施している。

・ありがとう 管理者 横佐古 里砂 氏
 11月に開所した。男性7名、女性7名の計14名が利用。短期入所が2枠ある。平均障がい支援区分は4.9で、年齢は30代が多い。地域交流は、具体的に現状できていない。開所にあたり、ご挨拶はさせて頂いた。今後、交流ができたらと思う。地域の活動への参加や、イベントの開催ができたらと考えている。日中をホームで過ごされる方は少なく、就労系事業所や生活介護へ通所されている方が多いが、日中も過ごされる方が増えてくれば散歩やドライブなど行っていく予定。それぞれで楽しみを見つけながら、関わっていけたらと思う。事業所独自で取り組んでいることは、コロナの感染状況により、家族会など開催が延期になったため、感染状況が落ち着けば、出来る催し物も考えていきたい。週末は帰省される方が多い。医療的ケアが必要な方がおらず、精神、身体、知的の方がいる。

・ふうりん サービス管理責任者 松浦 涼子 氏
 今年の1月に開所。定員8名、短期入所は1床。現在6名が入居中。平均障がい支援区分が、4.8の方が利用。人員配置は別紙参照。
 全員男性で、自閉症4名、知的障がい2名である。年齢は比較的若く19〜35歳の方がいる。平日の日中に、生活介護に通所している方が4名、ホームで過ごされている方が2名いる。地域住民との交流は、現在のところコロナ禍でできていない。コロナが終息した際には、ホームで獲れた野菜のお裾分けや夏祭りなどのイベントの時にチラシ配布を行い、近隣の方にも参加頂ければと考えている。日中サービスとしては、近隣散策や公園散策など屋外での活動や、レクリエーション、創作活動、家事援助、音楽活動など個々の能力に合わせた活動を提供している。オセロなどゲームをするが、市販のものを使うのではなく、利用者の方と一緒に物づくりから始めることで達成感を味わえるように心掛けている。社会的活動も行っており、現在もネギやジャガイモの栽培をしているが種から植え付けを行い、成長の過程を勉強するなど一つひとつの工程を大切にしている。環境整備で屋外の草抜きや清掃活動、季節に合わせて四季を味わえるようなメニューを考え、調理実習を行っている。外出や余暇活動など、社会生活上の支援として体育館での運動、買い物学習なども行っている。独自に取り組んでいることは、病院に通えない方もいるため、往診という形で対応している。外食や工場見学、法人内合同でのバーベキューや餅つき大会を計画している。

・ティール 管理者 赤松 基史 氏
 定員19名、短期入所1名。知的障がい、精神障がいの方が多い。障がい支援区分の平均は、5.4である。平日の日中にホームで過ごされる方は居ない。休日に限っては、ホームで過ごされる方は半数いる。現在、コロナ禍のため地域との交流はできていない。流行前は、地域の清掃に参加するなど行っていた。今後も感染状況を見ながら実施していく。日中サービスは、休日はホームで過ごされる方も多いため、スケジュールを組んだり個別に外出活動を組んだりと、生活スキルに繋がるような活動を提供している。重度の知的障がいを伴う自閉症の方に対象を絞っているため、部屋で過ごすこと、集団で過ごすことが難しい方が多い。なるべく個別にスケジュールを組んで、安定した生活ができるようにしている。休日も楽しみを持てるように、個別の外出を組んでいる。全入所者が、平日は通所系サービスを利用しているため、相談支援事業所などとの連携の機会はある。平日に居宅介護を利用して、外出する方もいるため、連絡調整も密に行っている。独自に取りくんでいることとしては、対象を限定しているため、集団的な活動は一切しておらず、個別性を大事にしている。重度の方が多いため、精神科を含めた医療機関への通院が多い。可能な範囲で、訪問診療や訪問歯科、巡回による健康診断など医療連携にも努めている。

その後、質疑応答を行いました。
山浦氏:グループホームの方に伺いたい。事業としての採算性はあるのか、赤字にならないのか教えて頂きたい。
⇒当グループホームは、開所してから1年半近く経過した。グループホーム19名の定員に加え、生活介護(20名の定員)を併設している。グループホーム単体での運営は、正直非常に厳しいものがある。大きく赤字が出ているとは言えないが、黒字が出ている状況ではない。それを解消するために、隣に通所を作り、一体的に利用いただくことで運営出来ている。(赤松氏)
𠮷本氏:グループホームとなると職員が休日も対応していく形であるが、採算性が厳しいことは察している。どこも同一法人の中で、他のサービスも利用することで収益に繋げているとの事であったが、ありがとうは系列で利用できるサービスがない状況。どのように採算性を確保されているのか教えて頂きたい。ヘルパーを平日にも利用しているのか。
⇒ヘルパーとしてくるのではなく、支援員という形で支援している。(横佐古氏)
𠮷本氏:他のサービス事業所を利用する際、送迎はどうしているのか。
⇒今は、日中活動先(生活介護や就労系)の事業所に送迎をして頂いている。契約
時も、日中活動先が送迎することを条件としている。緊急の場合の迎えは、対応
して医療機関の受診も行っている。(横佐古氏)

5 意見交換
平松氏:自立支援協議会に関わって下さっている皆様のおかげで、本校は成り立っている。この場を借りて御礼を申し上げる。引き続き、お力添え頂きたい。先日、PTAの方々に学校で困りごと等のアンケートを取った。このアンケートの内容を紹介させて頂く。
    ・新たな福祉サービスを利用しようと思った場合、どこもいっぱいで断ら
れることが多い。
・もっと気軽に短期入所を利用できるようにして欲しい。
・生活介護事業所でお風呂の設備があるのに、入浴支援ができないと言わ
れることがある。できるだけ対応して貰えないか。
    ・人工呼吸器を付けていても利用できるサービスを拡大して欲しい。
    ・卒業後の進路先および、日中活動先を増やして欲しい。
    令和4年度の卒業生は、5名が医療的ケアが必要である。進路でもお力添え頂きたい。
事務局:地域生活支援拠点にも通ずる貴重なご意見を頂いたと思っている。真摯に受け止めていきたい。
𠮷本氏:生活介護や短期入所は、支援学校卒業後に利用できる先が限られている。年々、定員が埋まり、医療的ケア児が利用できる先がなく、人工呼吸器を付けている児は特に受入先がなく、厳しい状況。サービスの拡大をお願いしたい。更新のたびに、区分が下がり、今利用しているサービスが利用できなくなる事態が起こっている。今の生活を保持するためにも、サービスの量が減ることは困るとの声が寄せられている。移行支援会議をする前の保護者から、会議の場で何を話せばよいのか分からないとの相談もあった。
事務局:児童のサービスについては、必要な児童に適切なサービスを提供するべきであることは確認している。しかるべきプロセスに変更点があれば、関連する利用者、保護者、支援者には正しく伝達していくべきであることは行政とも確認を行っているため、本日はこの発言に代えさせて頂く。
松岡氏:医療的ケアの問題は、看護師が居ても対応しきれていない。週1回しか看護師が居ない事業所もあるため、受入しにくさが生じている。福祉人材の確保が厳しい状況であるが、看護師の確保は更に難しい状況。看護師も医師からの指示がないことを不安に感じている。看護師を不安にさせない取り組みとして、生活支援部会では看護の会を設けている。今後、仲間を増やしながら対応できる環境を作っていかなければいけないと思っている。入浴に関しては、倉敷市内の中で重症心身障がい、医療的ケアの方に対応できる事業所がほとんどない。数か所のみとなっている。重度の方の受入を頑張っている事業所には、倉敷市独自の加算が合っても良いのではないかと感じている。検討頂きたい。生活介護は、サービスの幅は広いため、質に向き合おうとするならば重症心身障がい、医療的ケアの対応ができるところは、何らかの措置が合っても良いのではと思う。部会としても、お願いしたい。
事務局:近年、倉敷市・早島町でも大人の発達障がいの方からの相談が増えている。現場の状態なども含めて、課題をご発言頂きたい。
森 氏:今年感じた課題としては、行動障がいがあり、ご自宅の中で周りから見えない中で家庭内暴力に発展しているご家族からの相談があった。こういったケースで一時的に病院などで受入をお願いする際、病院側からそのような目的で医療機関を利用することは如何なものかとの声も頂いている。病院側としても、日頃の状態が分かっていれば対応方法を検討できるが、通常の状態が分からない中で、ご本人を隔離するような対応は医療機関側も本意ではない。日中活動先の話が出ていたが、ご本人をどういう形で現在の混乱から離して、対応していくかは生活介護事業所の方など幅広い方々にもお知恵を頂きたい。
小林氏:拠点の整備の中で、親亡き後というお話が挙がっていたが、母は入院していて自宅に帰れない知的障がいの方の支援をしているが、市内で対応できる事業所がなく市外で検討している。医療的ケアが必要な方の支援に関しても、市外の生活介護事業所を利用する状況となっている。市内でも緊急案件として、短期入所を受けて下さっている事業所はあるが一部のみ。一部の事業所に頼り切りになっているため、その事業所に空きが無ければ利用できる先がない状態。支援学校の卒業生でも、月に1回なら受入ができるとの話があり、これまで日中は学校に通っていたのに急に手薄になり、自宅で見なければならない。重度の医療的ケアに対応するために看護師が必要であるが、それに見合った評価(報酬)をして頂けないため、人を雇う体制が整わないとの声が挙がってる。倉敷市としても、対応を検討して頂けたら、体制を整えることができる短期入所や生活介護があるのではないかと思う。医療的ケアの方が利用しやすい、生活しやすいことは、他の方も生活しやすくなるのではないかと感じる。倉敷市独自の報酬改定など検討して頂きたい。地域部会では、情報共有だけではなく、そこからどうしていくのか、実働的な動きを持っていかなければならないと思う。要となるT型は、オンラインでも必ず定例会を開催して、孤立しない仕組み作りが必要かと思う。他のT型も同様ではないかと思うが、当センターに、「電話してと言われたから電話してきた」と連絡があるケースが増えている。他機関から回ってくることには対応していくが、少し丁寧に繋ぎを行っていけたらと思う。何も情報がない状態では困るため、事前情報を頂きたい。利用者もたらい回しになり、困っていることがあるため、利用者にも優しい倉敷市になれたらと思う。
吉川氏:24時間の電話対応を行ってみて、緊急事態での電話より緊急ではない電話が多い印象。私も1人暮らしをするには、金銭的にも支援的にも難しい方の対応をしている。また、支援学校の先生からグループホームはないかとの問い合わせがあったり、家庭で過ごしづらいため区分が軽くてもグループホームを検討されている方が多い。常にグループホームと相談員が見つからず、探している相談が多い。親御さんが急に亡くなり、グループホームを探す依頼があったが、すぐに空きがある事業所が見つからず一人暮らしをされたが、グループホームを改めて探している状況のケースもあった。サロンはコロナ禍で利用者が減ってはいるが、行く場所がない方は毎日来られているため、居場所づくりの大切さを感じている。いろんな世代の方が利用されるため、安全に楽しく交流できる居場所づくりの難しさは感じている。行事がしにくい中ではあるが、できることを検討してきたい。
山浦氏:保護者として貴重な意見をたくさん出して頂いたので、良い機会になったと思う。貴重な意見が支援者からたくさん出てきている。しかし、現状のごく一部であると思う。倉敷市の方にも重く受け止めて頂いて、特に重度の障がい者の方は減っておらず、これから増えていくため、学校までの支援は受けられても卒業すると途切れてしまう現状は変わらない。お金がかかることではあるが、一般の人も障がいがある方も同じように、普通に生活できるようになることが親としての願いであるため、行政にも頑張って頂きたい。
事務局:自立支援協議会は、社会資源の改善・開発を行う場所になるため、皆様からのご意見を倉敷市、早島町も重く受け止めて頂いていると思う。

6 その他(情報提供など)
・児童発達支援・放課後等デイサービスの総量規制に係る例外的取扱いによる新規指定事業所等について
 ・倉敷市障がい福祉課事業所指導室 主幹 舟戸 干士 氏
  倉敷市では、児童発達支援及び放課後等デイサービスについて、サービスの提
供実績が障がい福祉計画で定める供給量を上回っているために、適正なサービスの供給量と質の確保を図ることを目的として、新規の事業所指定を行わない総量規制を実施している。一方で、通常の事業所においては、支援を受けることが困難な重症心身障がい児を主な対象として支援する事業所が、これまで1か所しかない状況であった。令和3年度から始まっている倉敷市の障がい福祉計画において、令和5年度末までに主に重症心身障がい児を支援する児童発達支援・放デイの事業所を、現在の1か所から更に2か所に増やす数値目標を立てている。この状況を踏まえ、昨年12月に主に重症心身障がい児を支援する児童発達支援・放課後等デイサービスの事業所に限って、総量規制の例外的な取り扱いを認めて、定員の増加もしくは新規指定に係る申請を受け付ける旨の通知を行った。クムレと富田ケアセンターから、主に重症心身障がい児を支援する児童発達支援・放課後等デイサービスの定員増加、新規指定申請があり、申請を審査した。その結果、クムレは既存のきらり水島に主に重症心身障がい児を支援するための定員を加える指定変更を2月1日に行っている。富田ケアセンターは、新規事業所のつぼみケアの指定を3月1日付で行っている。指定に伴い自立支援協議会の場において、例外的取扱いを受けて指定を受けたこと、重症心身障がい児を対象にこれから支援を行うことを報告して頂く約束をさせて頂いている。このような経緯があり、本日ご報告をさせて頂く。
 ・きらり水島 管理者 妹山 裕一 氏
  以前からどんなに重い障害があっても、育った場所、地域で過ごして頂きたい思い、考えがあった。地域で暮らせる基盤を整えていけるように、水島の地域で事業所展開を考えていた。重度のお子さんを対象とした総量規制の緩和という考えが、一致したため事業拡大に踏み切った。

・つぼみケア 管理者・児童発達支援管理責任者 宮岡 尚美 氏
 児童発達支援、放課後等デイサービスの新規事業指定を受けた。小さな子どもが自己選択を行いながら、自分らしい花を咲かせることができるように、見守り支えていけたらと思う。
 ※上記の2事業所から、詳細な事業内容について、パンフレット資料を基にご報告頂きました。

・倉敷市障がい福祉課 課長代理 山田 貴浩 氏より
 皆様から地域課題について、ご意見頂いた。山浦さまから頂いたご意見は、励ましの言葉と受け止めている。医療的ケア、重症心身障がい、強度行動障がいの方の支援の受入体制については、倉敷市に限らず課題として挙がっている。今に始まったことではなく、昔からある課題であり、障がい福祉行政に携わる身としても中々進まない現状を感じている。児童発達支援・放課後等デイサービスの例外的取扱いを認めるなど、できることから少しずつ取り組んでいる。すぐに解決できる課題ばかりではなく、皆様から頂いたご意見をしっかり受け止めてできることから考えていきたいと思う。

7 閉 会
 早島町健康福祉課 課長補佐 今田 公久 氏よりご挨拶をいただきました。


次回:全体会(予定):令和5年3月17日(金)13:30〜15:30
くらしき健康福祉プラザ201研修室

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