第12回ガイドヘルパー研修会報告書をアップしました |
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【平成34年02月15日】 |
![]() 令和3年12月26日(日)・27日(月)に、川崎医療福祉大学を会場に「第12回ガイドヘルパー研修会」を開催いたしました。 2日間の日程を無事修了された35名のガイドヘルパーが誕生しました。 1日目は座学を中心に、「移動支援事業とは」、「障がい福祉の情勢や動向について」、「知的障がい・精神障がいについて」、「発達障がいについて」の各専門の講師の方よりご講義をいただき、「事例から考える移動支援(接遇マナーDVD鑑賞)」ではグループワークを行いました。講義では、「どのように利用者さんと接すれば良いか基本的なことが学べた。」、「現場のお話はとても勉強になった。」等の感想が聞かれました。グループワークでは「新たな気づきがあった。」等の感想が聞かれ、受講生同士の交流のきっかけにもなりました。また、「移動支援事業とは」のオリエンテーションでは、川崎医療福祉大学の在学生である当事者の川角祐太氏より、当事者が困っていること、どうすればその課題が解決に向かうのかというメッセージをいただき、受講生からも反響が大きかったです。そして、最後に翌日に行われる実習のガイダンスを事務局からして、1日目を終了しました。 受講生からはアンケートから「満足」、「やや満足」と答えられた方が非常に多く、障がい福祉に関する関心の高さがうかがえました。 2日目は、主に知的障がいや発達障がいがある方、15名にご協力いただき、感染症の予防対策を行いながら、川崎医療福祉大学周辺の商業施設で昼食をテイクアウトし、買い物をしてくるという内容で演習を行いました。演習では、当事者との交流の時間をはじめ、どこに行って昼食を購入するかを相談しながら、それぞれの嗜好や楽しみ方を当事者の方が選択しながら過ごされておられました。受講生も当事者の横に付き添われて、声掛けをしながら安全を確保される方や、当事者の表情や仕草にも注視して配慮される方など、演習前の講義で習ったことを早速、実行されておられる姿が見られました。演習に協力いただいた当事者からも「初めて移動支援というサービスを体験したが、安心して楽しめた。」との感想を聞くことが出来、受講生もとても嬉しそうな表情がうかがえました。 その後の「演習の振り返り」では、活動記録を作成後、グループ内で記録した内容を共有し、新たな気づきや、このような事前情報の大切さを実践的に学べてよかったとの声をお聞きしました。また、「利用者と接することで、そのような部分のサポートが必要なのかを知ることが出来た。」、「座学だけでは学べないことも学ぶことが出来た。」との声がアンケ―トでは寄せられました。 最後に閉講式では修了証書を交付し、研修会は無事に終了しました。 その後、引き続き早島町・倉敷市内の5か所の居宅介護事業所にご協力いただき、登録会を行いました。今年度は最低1事業所、最高で2〜3事業所までの登録としました。 例年、座学だけでなく実際に当事者の方と接する実践もあることが好評で、次年度も倉敷地域自立支援協議会の取組として、また地域生活支援拠点の充実にむけて企画、運営を行っていきたいと考えています。また当事者の方にとっても移動支援を体験する場として大切な場になっているため、このような機会を大切にし、取り組んで参りたいと考えております。 最後になりましたが、ご講義いただいた講師の方、実習にご協力いただいた当事者の方、お手伝いいただいたスタッフの方、受講生のみなさま、ありがとうございました。 ガイドヘルパー研修会運営事務局 |